先月は地下線開業40周年記念乗車券が発売された長野電鉄ですが、今回は歴史をさかのぼること39年前に発売された「地下鉄開通1周年記念入場券」を紹介したいと思います。先月発売されたものは乗車券3枚と入場券5枚の8枚セット*1ですが、こちらは各駅の入場券が4枚セットになっています。
まずは入れ物からお目にかけましょう。
落成したばかりの新車・10系OSカーのイラストが印刷されたもので、新しく生まれ変わった長野電鉄長野線を印象付ける感じが目を引きます。
ただ運転席側のワイパーの向きが明後日の方向を向いているあたり、鉄道ジャーナルなどに掲載された日本車輛で落成した直後の写真を基に作画したみたいです。
続いて乗車券です。
開業してから1年しか経過していないため、現在のような煤けた感じではなく、何もかもが真新しい感じでいいですね。
先月発売されたのは硬券に小さいモノクロ写真が印刷されたものなので、こちらと比べると正直ショボい感じが否めないですね…。まぁ現在の長野電鉄は窓口で硬券の入場券が買えることを売りにしているので、時の流れと共に価値観が変わったのかもしれません。ただ使われている写真は同じものなので、こちらからは小さなモノクロ写真からでは感じられないものがあると思います。
また善光寺下駅の写真が駅構内ではなく地下への取付部となっているのが、当時の様子を窺えないようで個人的には残念です…。
長野電鉄の記念乗車券はまだまだたくさんあるので、ズクがあったら他にも公開しようと思います。今回は以上です。
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*1:ただし駅ごとに購入する必要がある