走ルンですノート

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井の頭線急行運転10周年記念乗車券

今回の切符これくしょんは「井の頭線急行運転10周年記念乗車券」を紹介いたします。

この乗車券は当時の京王井の頭線の主力車両であった3000系の昭和56年現在の様子を知る事が出来る貴重な資料でもある点が面白いです。

 

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入れ物はモノクロ印刷のシンプルなものになっています。

 

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乗車券は3枚組で3000系の前面色の紹介があります。

裏面には3000系の編成表と井の頭線の急行停車駅の案内もあります。

当時はまだグリーン車と呼ばれたライトグリーンの旧型車が在籍していたことで、3000系は19本のみの在籍という少なめな所帯でした。今のステンレス車で統一された状態からでは考えられない状態ですね。

 

今回は以上です。

 

なお、過去の記事において京王3000系の廃車後の動向を取り上げておりますので、興味がある方はご覧いただけると幸いです。

 

mc127-100.hatenablog.com

 

C12 67

昨日の諏訪湖畔に保存されているD51形2両に続いて、今回は茅野駅前に保存されているC12 67を紹介いたします。

この機関車は、栃木県にある第3セクター鉄道の真岡鐡道において「SLもおか」として動態保存されているC12 66の1番違いであり、どちらも上諏訪機関区に在籍していたことがあったみたいです。

 

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東口ロータリーに上屋付きで堂々と鎮座しているので、遠くからでもかなり目立ちます(笑)

再塗装もされているので状態は比較的良好そうに見えます。

 

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ただ表記類がいい加減な手書きだったり、余計なところへのペイントがあったりといった残念な点も、比較的良好な状態であることから悪目立ちするような感じでいくつか見受けられました……。

 

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それでも赤塗りのプレート類がカッコいいですね。

解説板はこのような感じでした。

羽田駅開業記念乗車券

今回の切符これくしょんは「羽田駅開業記念乗車券」を紹介したいと思います。

現在の京急空港線は穴守線と名乗っていたころ、歴史的な経緯から羽田の手前の穴守までの路線で、空港内には乗り入れない羽田駅がありました。この乗車券は昭和63年から平成5年の間に続けられた空港延伸工事が完成した記念に発行されたものになります。

 

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入れ物は開くと空港線の簡単な紹介になっており、切り取ると記念乗車券を飾れるフレームになります。

 

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記念乗車券はアルミ板にプリントされたものになっており、当時最新鋭の1500形が描かれたものになっています。券面に「優待乗車証」とある通り、好きな区間を往復で乗れるもので、裏面には入鋏用の印があります。アルミ製なのでずっしりした感じが面白いです。

 

今回は以上です。

 

諏訪湖畔のD51

本日は実家へ帰省したついでに、諏訪湖畔に保存されているD51を見てきました。

 

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こちらは独特の形をしたデフレクタが特徴のD51 824です。

毎年冬には電飾が取り付けられるのが地元では有名で、幼い頃以来の再訪となりました。

上諏訪機関区に配置されていたことから長工形集煙装置を取り付けていたのですが、現在は外されて無造作に放置されています。

今回訪れてみて気付いたのですが、解放テコや空気管の栓が固着せずにちゃんと稼働する状態であったのには驚きました。このような静態保存機は大体がサビで固着してるので、ここまで状態が良さげなのは珍しいと思います。

 

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こちらが放置された集煙装置と解説板です。

スマホのカメラに防塵フィルムを貼り付けているので、太陽光が反射してしまいました…。

 

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テンダの中には灰掻き棒が残っていました。

このような付属品が紛失せずにちゃんと残っている静態保存機というのも、なかなかいないのではないでしょうか。

 

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夕陽を浴びて中々の男前ですね!

 

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続いてこちらはD51 349号機です。

一見すると綺麗に見えますが、所々錆び付いていたり蜘蛛の巣が張ってたりと、実際は案外草臥れています…。枕木も腐食しているので、安全面の問題も見受けられました。

また824号機とは異なり、連結器も錆び付いてほぼ不動産と化しておりました。一刻も早い修復が求められますね。

 

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この機関車は北海道で使われていたことがあったので、北海道形特有の切り詰めデフを装備しています。また上諏訪機関区時代に取り付けられた煙突である、ギースルエジェクタも特徴的です。

機関士側の側面にはタブレットキャッチャーやバタフライスクリーンが残っているのも見所でしょう。

 

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説明板は判読不能なまでに劣化しています…。

 

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鋭角なスノープロウも北海道形らしくてかっこいいですね!

青木町公園の保存車(2015年訪問版)

画像フォルダを整理していると懐かしい画像が出てきたので紹介したいと思います。

埼玉県川口市にある青木町公園には9600形蒸気機関車9687号機と、京急230形電車のデハ236号車が保存されていました。このうちデハ236号車は屋根なしの露天で展示であったため老朽化が著しく撤去の話が出ていたものの、なんやかんやで先延ばしになっていたのち、横浜市のみなとみらい地区にできた京急新本社隣接の京急ミュージアムに収蔵されたのは皆様がご存知の通りです。

今回お目にかけるものは、2015年に訪問した時の写真です。

まずは9600形蒸気機関車9687号車です。

 

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こちらは整備の上でこれからも展示の予定がありますが、この当時はかなりくたびれた様子を晒していました。

解説板も欠けていたり交通博物館が現役(?)だったりと古いままでした。

 

続いて本題のデハ236号車です。

 

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鮮やかな京急レッドはガサガサに色あせ、サビや剥離などが目立つ状態ですが、かつてはピカピカに整備されていたうえ、通電していららしく扇風機が回ったり室内灯が点灯したりする状態だったそうです。

この状態から再度きれいな状態へ修復した京急ファインテックの技術力はすごいですね。

 

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インターアーバンの電車らしい振れ幅が大きくて胴長の連結器や、妻面の銘板はそのままに残っていました。

当時はコンデジを使っていたので汚い画像で恐縮ですが、懐かしの保存車ということでお楽しみいただけたらと思います。また機会があれば京急ミュージアムも訪問してみようかと思います。

上信越高原国立公園指定30周年記念乗車券

久々の切符これくしょんのコーナーですが、今回は「上信越高原国立公園指定30周年記念乗車券」を紹介いたします。

この乗車券は長野電鉄が発行したもので、やはり同社らしい面白い見た目なのが特徴です。まずはいつも通り入れ物からです。

 

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入れ物を開けると長電の電車・バスの路線図と、志賀高原の解説が見開きいっぱいに出てきます。

 

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乗車券本体はこのような感じで、表面は「志賀・草津ルートより志賀高原のシンボル笠岳と木戸池を望む。バスは長野電鉄バス(FD車)」とコメントされた写真が使われています。しかしバスがうっすらと亡霊のように写っていて、一見なんじゃこりゃといった感じです。実はこれ、ホログラムになっていて、券面をパタパタと動かすとバスが走っているようにに見えるのです。

裏面には長野電鉄による志賀高原開発の歴史がまとめられており、1981年に至るまでどのように歩んできたのかが分かります。

今では志賀高原からほぼ撤退してしまった長野電鉄ですが、華やかりし時代の名残として見てみると面白いですね。

 

今回は以上です。

長電バス初のいすゞ車…???

さて皆様は長電バスで初めて導入されたいすゞ車といえば、何を思い浮かべるでしょうか…?と聞かれると、だいたいの方はこちらの車両が出て来るかと思います。

 

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2012年の秋頃に大阪の北港観光バスからやってきた、エルガLT(KL-LT333J2)の1190号車です。

2021年4月現在は既に除籍されているらしいのですが、飯綱営業所へ配属された同車は「長電バス初のいすゞ車」として、同型のレインボー2が多くいる中で異彩を放っておりました。そしてそのことは誰しもが疑うことのない事実として、今に至るまで定着しておりました。

 

しかし昨年公開された長野電鉄100周年記念動画のロングverによって、この事実は覆されることになります…。

オマエそんなデタラメ抜かすなよ!と言う方は、実際に再生していただいた上で、動画の6:16辺りから出て来る画像をご覧ください。


www.youtube.com

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(画像は動画内より引用させていただきました。)

この独特の形状のボンネットは、どう見ても昭和37年から昭和39年の間に造られた、いわゆる川崎ボディを持つ車両です。そして川崎ボディの多くはいすゞ製のバスに架装されており、バスのフロントグリルの上には、細長いいすゞのロゴバッジらしきものがあることが認められます*1。そのためこの車両はいすゞBXDの前期形であることがわかります。

そうです。実は少なくとも昭和37年から50年代くらいの間に、長電バスにはいすゞBXD前期形が在籍していたのです。しかも1190号車が配属されていた飯綱営業所の前身である、野尻営業所に配属されていたらしく奇妙な縁を感じます…。

当時のバスの写真が少ないため、今まで長電バスには1190号車が入るまでいすゞ車は一切導入されていないことにされていましたが、この写真が公開されたことで過去にもいすゞ車が在籍していたと言う事実が明らかになったことは、とても大きいと思います。以上のことから長電バスいすゞ車は昭和40年代後半から50年代にかけての間で一旦全滅したのち、2012年(平成24年)から再び在籍するようになったと見て間違いないでしょう。

ただしこの車両よりも前にいすゞ製の車両が在籍していたかどうかは写真等の資料がほぼないため、今のところは不明です…。ですが、もしかしたら今後このような形で出て来るかもしれないので、そのときはまた別の新たな発見がありそうですね*2

バスは身近な交通機関であるが故に、モノによっては写真等の記録が少ないことが否めないのが現状なので、これからも長野電鉄のように過去の写真を積極的に公開していただける事業者さんが出てきてくれると嬉しいですね。

 

2021/04/11 付記:長野電鉄の75年(1997年 郷土出版社刊)の145ページに掲載されているストライキ中の権堂駅の写真において、当時同所に所在したバス営業所に停泊中のいすゞBXの姿が写っているのが確認できました。撮影日は昭和34年3月なので、いすゞ車はBXD前期形よりも前から在籍していたことがわかりましたことをお知らせいたします。

*1:これが日野製であれば、ウィングマークのロゴバッジが付いているはずである

*2:当然ながら日野車の在籍は雑誌の広告や日活映画「白銀城の対決」、以前紹介した記念乗車券などから確認できる