今回の切符これくしょんは、「須坂駅改築記念乗車券」を紹介いたします。
長野電鉄の須坂駅は、河東線屋代~須坂間が廃止となった2021年5月現在は、同社の前身となる河東鐡道が創業したころからずっとある唯一の駅で、車庫やCTCセンターが併設された拠点駅として機能しています。この駅は1975年に改築されるまでは河東鐡道時代の立派な駅舎を持つもので、地下通路で各ホームが連絡する形だったのが、これ以降は跨線橋で連絡する形に改められました。
入れ物は黄色い紙に文字が印刷されただけのシンプルなものになっています。
乗車券は須坂駅発行のものが2枚組になっていて、改築後の駅舎のイメージイラストと実際のホームの写真が使われています。
当時は駅前にシルキービルがなかったので、ロータリーをまたぐ歩道橋は存在しなかったようです。
裏面には開業間もない頃の旧駅舎の写真と、大正15年ごろの平面図が載っています。資料的価値もありますので、興味のある方は是非現在のと比較してみてくださいね。
今回は以上です。