長野電鉄地下鉄開通記念乗車券

今回は長野電鉄地下鉄開通記念乗車券を紹介したいと思います。

長野電鉄長野線は連続立体交差化工事によって、地方私鉄では珍しい地下区間のある路線となっています。そのため開通当時は地下鉄として宣伝されており、先日紹介した下敷にも「地下鉄」と書かれています。しかし実際は連続立体交差による長大トンネルという扱いなので、難しい法規上の地下鉄というわけではありません。そのため前面が非貫通構造の車両でも入線ができるのです。

 

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話が大きく脱線してしまいました…こちらが乗車券の入る袋になります。表裏それぞれスキャンしたのを加工して横並びにしました。長野駅に停車中の2000系の写真が貼られた表面には蛍光塗料が塗ってあり、解説の通り暗いところへ持っていくと、前照灯や蛍光灯が光って見えます。

 

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乗車券の表面には地上時代の駅舎の写真と長野線沿線の地図、裏面には駅の紹介が書かれています。地図は2019年現在のものと比較してみると、道が大きく変わっている様子がわかるので面白いです。

市役所前駅は戦時中に休止となった緑町駅と最後まで残った錦町駅を統合する形で生まれた駅で、現在の北口改札は緑町駅があった場所の近くにあり、南口改札は錦町駅があった場所の近くにあります。そのため、駅の重要性が統合前と統合後で逆転しているのが面白いです。市役所前駅の南口改札は営業時間が限られているためか近代化から取り残されており、今も窓口で硬券切符が買えるので、長野へお出かけの際は是非足を運んでみてください。

 

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