2/20-2/22 キュンパス遠征旅

2/20から2/22にかけて、JR東日本が発売するお得なきっぷの「キュンパス」で、ちょっと遠征してきたのでお話したいと思います。

そもそも「キュンパス」とはなにかというと、10000円で東日本会社ことJR東日本管内と一部の第三セクター鉄道が1日乗り放題、かつ特急列車*1の普通車自由席が乗り放題で、さらに2回までは普通車指定席が使えるというものです。

こんなお得なきっぷは使わなきゃ損!と思い立ち、帰省を兼ねて東日本会社管内の新幹線を完乗するプランを立てました。

 

ということで、まずは20日から旅程と乗った列車と出会った車両たちを紹介したいと思います。

2/20

東京駅-121B(121M) 新幹線特急つばさ121号[指]-新庄駅

新庄駅-2441M 普通秋田行-大曲駅

大曲駅-3017M 特急こまち17号-秋田駅

秋田駅-2045M 特急つがる5号-青森駅

青森駅-682M 普通弘前行-新青森駅

新青森駅-3048B 新幹線特急はやぶさ48号[指]-盛岡駅

 

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まずは山形新幹線こと奥羽本線福島-新庄間を完乗すべく、新幹線特急つばさ121号で終点まで向かいました。

車両はもちろんE3系2000代です。今年の3月より新型のE8系への置き換えが決まったため、これが最初で最後の乗車機会なのかもしれません。


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新庄駅に着きました。

乗ってきたE3系の横に、701系5000代がいました。

JRでは珍しい、標準軌用の普通列車用車両として、この日も頑張っていました。

陸羽東線はお馴染みのキハ110形が停車していました。いつかコレも乗って完乗したいところです。

 

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そしてその横の在来線の電留線には701系0代がいました。

地元・信州を走るE127系100代に似た感じの、すっきりとしたデザインがいいですね。このあと同型車に長時間揺られて大曲駅まで行くのですが、乗り心地は果たして…


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ラチ外コンコースには、山形県のマスコットキャラクター「きてけろくん」のキグルミが置いてありました。

横顔を撮影しろと書いてあったのでそうしたのですが、ネットで有名な江田島極悪ジャガイモことsyamu_gameの横顔が山形県の形に似ているネタを思い出して吹きそうになりましたw


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新庄駅では会社の同僚へのお土産を調達するついでに駅弁「蔵王のお釜飯」を買って食べました。

峠の釜飯と似たり寄ったりの内容だったのですが、これが結構美味しかったです。

美味しいけど、美味しい(無職並感)


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列車の発車時間が近いのでホームへ出場したら、E3系が2本並んでいました。置き換えが進むと見れなくなるんでしょうね…。


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そして大曲駅まではお待ちかねの701系0代に乗って修行しますw


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架線柱にパンタへの着雪を防ぐためのヒーターがあるのに気が付きました。

雪国ならではの工夫ですね。


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運転台仕切窓にはこんなかっこいい文言のステッカーが貼られていました。

そして肝心の701系の乗り心地ですが、たしかに長時間座りっぱなしはキツイものの、国鉄型の如く極端にガタガタ揺れることはなかったのと、直角ボックス席ではなかったので、巷で言うほど悪くはなかったです。

むしろこのあとの特急の方が修行に近かったです…


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大曲駅から秋田駅までは特急こまち17号のチケレス特急券を取得して移動しました。

これは普通列車の車内で時刻表を調べたら、うまく接続することの確認が取れたからです。大曲駅に着く前に急いでチケレス特急券を発券し、パパッと乗り込みました。手元の端末で乗りたいと思ったらすぐに特急券を発券できるのは有り難いですね。


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神宮寺-峰吉川間では、有名な三線軌条を見ることができました。


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秋田駅のラチ内コンコースには、D51形の模型や汽笛、E6系モックアップが展示されていました。


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男鹿線ホームには、accumことEV-E801系がいました。

九州会社ことJR九州のBEC819系がベースなので、つるんとしたアルミ製の車体と、なまはげをイメージしたカラフルな塗装が特徴的ですね。


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秋田-青森間はE751系特急つがる5号で移動しました。

ここは普通車自由席で乗って行ったのですが、やはり人体を上手いことホールドしてくれる構造の座席でないと、長時間の乗車はしんどいものがありますね…w

 

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青森に着いたら701系0代の普通列車新青森へ戻り、そこから新幹線特急はやぶさ48号で盛岡へ行き、そこで投宿しました。

 

2/21

盛岡-3001M 特急こまち1号-秋田

秋田-8M 特急いなほ8号-新潟

新潟-1326C 新幹線特急とき326号[指]-高崎

高崎-617E 新幹線特急あさま617号[指]-上田

 

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盛岡駅にはHB-E300系を用いた新しい観光列車「、ひなび~陽旅~」の大きな看板が設置されていました。

 

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新幹線ホームに行くと、このようなトレインジャーという盛岡支社のマスコットキャラクターのパネルがありました。駅スタンプ台でも見かけたので、割とよく出没してるみたいですねw


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盛岡駅から秋田駅までは特急こまち1号で移動します。

今回はキュンパスの枠を使って普通車指定席を取ろうとしたところ、すでに満席とのことで、思い切ってグリーン車に課金してしまいましたw

在来線区間のみの利用なので、3000円弱で秋田まで快適に移動できてニッコリですw


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秋田駅に着いたので、乗ってきたE6系跨線橋から撮ってみました。


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その跨線橋の内側には昔の写真がたくさん展示されていて見応えがありました。


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秋田駅から新潟駅までは特急いなほ8号で移動しました。

キュンパスを所持しているので当然普通車自由席で移動が原則ですが、追加料金を支払えばグリーン車も利用できるので、奮発してグリーン券を購入して乗ってしまうことにしましたw


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今回利用したクロ653形1000代の車内です。

2+1の3列の配置ですが、バカでかい椅子に衝立があるおかげで、深夜バスのプレミアムシート的な感じの空間になっています。

また3-4位側車端部は展望スペースとなっていて、日本海や美しい山々を眺めながら楽しく移動できます。これは課金して良かったなと思いました。


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車内で秋田駅で購入した「3種の鶏めしいなり」をいただきました。

これも結構美味しかったです。

 

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新潟-高崎-上田間は新幹線特急とき326号と、同あさま617号を乗り継いで行きました。

写真は撮り忘れたので、翌日撮影したものです笑

 

2/22

長野-555E 新幹線特急はくたか555号-飯山

飯山-131D 普通越後川口行-越後川口

越後川口-1736M 普通水上行-水上

水上-744M 普通高崎行-高崎

高崎-405C 新幹線特急たにがわ405号-ガーラ湯沢

ガーラ湯沢-4414C 新幹線特急たにがわ414号-東京

 

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長野駅に着いたときは列車の時間までまだ余裕があったので、長電の記念乗車券を買うついでに日本一大きい入場券で電車を見に行きました。

今回は8500系T4編成、2100系E1編成、3000系M2編成がいました。2100系は足回りがダークグレーに変わったので、JR時代末期のような雰囲気がありますね。

 

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この日は飯山線の完乗を計画したため、まずは新幹線特急はくたか555号で飯山まで移動しました。これはしなの鉄道がキュンパスの利用範囲外であるため、飯山駅までは新幹線で移動せざるを得ないからです。

 

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飯山駅飯山線改札横には車掌車で使われていたダルマストーブが置かれており、見た感じ稼働してそうな雰囲気がありますが、実際には使われていませんでした…。

コンコースはかなり冷え込むので、動態で展示されてたら嬉しいですね。アス殻のお手入れが大変ですけども。


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みどりの窓口付近にはVtuber「信州なかの」のスタンドがありました。


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戸狩野沢温泉駅での解結作業中に乗った車両と停まっていた車両を撮りました。

ENR-1000形がいるのが雪国らしいですね。


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十日町駅では行き違いで30分ほど停車していました。

その間に北越急行グッズをゲットしに行きます。


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駅構内にはHK100形をモチーフにした台車がありました。


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今回とても欲しかった「ほくほく博士」の書籍版です。

かつて公式サイトで掲載されていた内容をまとめたものですが、結構コアな内容ばかりなので、とても読み応えがありました。


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越後川口駅にて、乗ってきた車を撮りました。


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越後川口駅から高崎駅までは、E129系と211系3000代の普通列車を乗り継ぎました。

上越国境越えを普通列車で行っても、そこまで苦ではなかったです。


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そして最後は上越新幹線の越後湯沢-ガーラ湯沢間を完乗するため、たにがわ414号に乗りました。

こちらも写真を撮り忘れたため、他の列車のものです。


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ガーラ湯沢駅は元々保守用車の基地だったため、モータカーなどが側線にたくさん留置されていました。


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高所作業車には、このような表示がありました…。


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そしてガーラ湯沢駅の改札をくぐり、JR東日本の新幹線を完乗しました。

この瞬間は達成感を感じられてとてもよかったです。

キュンパスは廉価でたくさんの列車に乗れるので、また販売される機会があれば利用したいと思います。

 

以上、ご覧いただきありがとうございました。

*1:新幹線特急を含む

【ウサミン星への】TOMIX E217系旧製品をいじる【ニンジンの馬車】

さて、以前に大量の209系0代をリニューアルしてハイになってしまった(疑惑)走ルンですですが、ヤフオクを見ていたらこんなのが落ちてたので、後輩氏*1へ投げる前にいじることにしました。

 

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TOMIXの92900/92901こと、E217系旧製品です。

15両で送料込15kで入手できたため、割とお買得でした。

ご存知のとおり、この製品のプロトタイプは2024年現在のクラY-1編成*2とクラY-101編成の、登場時からクラY-1編成の下り方先頭車を組み替える前の姿*3です*4。結構古い製品なので、当然ですが集電機構やTNカプラー、そして動力など全てが旧水準のままです。今回は後輩氏へプレゼントするにあたり、これらを改良することで、末永く遊んでいただこうと思った次第です。

 

まずは全体的な紹介です。

 

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今回はプロトタイプを編成組み換え直前の、フナF-01編成+フナF-51編成とし、それらしく加工と改良を施工しました。

まず足回りはヤフオクで別途入手した新集電機構用集電板と、新品で用意した新集電機構用の黒染車輪を装着し、安定した集電と走行を図りました。また特別車以外の集電板は、現行のメッキ加工が施されたものへと交換しました。これで集電板の防錆が期待できるため、室内灯を組み込んでも安定して光ります。

 

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トイレが付いている車両には、別売のトイレタンクを取り付けました。このうち先頭車は、床板の干渉するところを切り落とす必要がありました。後輩氏への譲渡前にタンク本体は白っぽく塗装したいものです。

 

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TNカプラーは全てコイルバネによる復元機構が付いた、SPタイプへと交換してあります。また中間の連結面も全てTNカプラーにしました。なお前面のものは製品デフォルトだとクハE217-1号車とクハE216-1001号車にも電連が付いていますが、これだとコツ区へ転用されてから現在に至るまでの仕様*5になるため、正しい形態へと修正しました。ついでにパンタグラフも避雷器がリアルな形状になった、現行品へと交換しています。

 

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ドア窓や側窓にはドアステッカーや優先席のインレタを貼ったほか、前頭部に編成番号やATS表記のインレタも貼りました。最後に戸当ゴムやDコックの蓋の縁などに色差しをして完成です。

 

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続いて先頭車です。

いずれも豆電球を用いたライトユニットを採用していて暗いため、鐵工房(KEY FACTORY)製の高照度LEDを採用したものへ交換しました。

これで尾灯までくっきりと点灯するようになりました。やっぱりライト類は走らせるときに目立つと嬉しいですね。なお今回使用したものは通常の白色LEDです。これは電球色だと列番表示器や種別幕まで電球色で光ってしまうという、違和感が拭えない仕様になるからです。一応プリズムの根本をオレンジ色のペンで軽く塗ってみたのですが、イマイチですね…。

 

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わかりにくい点ですが、動力ユニットは現行のM-13モータを採用したものへと交換しました。それと同時にジャンクのモハE216形を1両調達し、動力車を3両に増やしました*6。これはデフォルトの状態だと2両の動力で15両を動かすことになるため、勾配のあるレイアウトの走行が困難になることが考えられるからです。

走りも安定するので、遊ぶのが楽しくなりますね。

 

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リニューアルの終わった旧製品のE217系。色々と手を加えたので、改良前よりも安定して遊べるようになりました。後輩氏は253系を所有しているので、レンタルレイアウトを複線で借りれば総武本線成田線みたいにして遊べるようになります。

実物は消滅寸前ですが、模型の世界ではウサミン星人の夢と希望を両耳に引っ提げて、末永く走り続けてほしいですねw

*1:なおタイトルがウサミンですが、彼の担当は某未婚の未亡人や某ヤンデレ、そしてU149の面々などである

*2:元々組成されていたクハE216-2001号車を除いて2022年に廃車

*3:普通車からヨーダンパが撤去された時期はネットで調査したところ不明であるため、改めて文献の調査を行うまでは暫定的にこう記す

*4:付属のインレタにはクラY-2編成とクラY-102編成も含まれるが、それらは川崎製のため細部が大幅に異なることから使用できない

*5:TOMIX預言者だった…⁇

*6:基本編成2両目の動力車は協調性を考慮して全ての車輪をゴムタイヤなしにしている

TOMIXの209系をいじる

去る2023年12月はボーナスが突っ込まれるんだなぁ、とぼんやり考えながら秋葉原を徘徊していたら、某犬の屋号の中古屋にて、こんなものを格安で見つけてしまい、諭吉さんを溶かして連れ帰りました。

 

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TOMIXの209系0代京浜東北線(以下ウラ車)の初期製品です。

登場間もない頃の川崎製車両のうち、初期に造られた車両をプロトタイプとしているため、側窓が固定窓なのは元より、側面にDコックの蓋が無かったり*1、妻面にビートがあったりと、特長をよく捉えています。個人的にはメッキ処理が施されたクーラーキセが、眺めたときに実感的な感じでお気に入りです。

初めは1本だけに留めておこうかと思っていたものの、中古で安いのがジャンジャン出てくるので、えらく手を滑らせてしまい、インレタに収録されている編成はほとんど集まりました笑

 

さて、これらの209系0代ウラ車ですが、元はジャンク出身が多いため、あちこちお疲れのところが見受けられました。

よって今回はクリーニングやパーツの交換ならびに整備を合わせて進めていきました。

 

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まずホコリだらけだったり、汚れてたりしているものは、アルコール入のウェットティッシュやKATOのユニクリーナーで丁寧に拭き取り、綺麗にしてあげました。

輪軸も踏面のクリーニングをしても無理なレベルで汚損しているものは、オークションで入手した台車ごと新品へ交換しました*2。ここで使った台車はDT-61D形*3であるため、実物とは異なりますが、新集電機構が使えるのは長い目で見たときに安心できます。TOMIXの旧集電機構は走行抵抗が増えるほか、集電板と輪軸との当たりが悪いとショートの原因になり、構造上やむを得ないとはいえ危険と隣り合わせ*4なのは避けられないため、正直なるべく使用したくないところではあります…。

このほかウェイトは古い製品ゆえに全部錆びていた*5ため、現行品を取り寄せて総取り替えしています。

 

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わかりにくく下手くそな写真で恐縮です…ライトユニットは鐵工房(KEY FACTORY)製へと交換し、現車のような色味のLEDで照らすようにしました。カプラーも前面を含めて全てTNカプラーへ交換し、見た目の向上を図りました。

 

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中間車も基本的には先頭車と同様のお手入れをしていますが、動力車にあたるモハ208形の動力には色々と注意を払いました。

まずほとんどジャンクゆえに手荒な扱いでヘタってるものが多く、M-5モータ自体が絶版で入手できないため、思い切ってM-13モータの動力へ交換しました。そのため20mでロングシートの室内を持つものを手当たり次第かき集め、順次交換していきました。台車はほとんどオークションで入手した新品へと交換してあります。いずれは全車DT-61Dで統一したいのですが、市場在庫がないのとオークションで頻繁に出てくるわけではないので、一部はしばらくそのままで遊びます。またこの機会に動力車を2両へと増やし、勾配のあるレンタルレイアウトにおける走行性能も向上させました。

 

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モハ209形のパンタグラフは現行の避雷器が別パーツになったものへ交換しました。

 

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この他、細部に色差しをしたり、ガレージメーカのインレタを貼ったりと、全体的なディテールの向上を図りました。

 

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以上の加工を経て甦った、TOMIXの209系0代ウラ車の旧製品たち。

細かい作業が大変ですが、ジャンク売り場やオークションでボロボロの状態だったのが、ピカピカになって甦り、現行品に負けないくらい輝くのを見るとお手入れのやり甲斐を感じます。

写真は先日秋葉原のcle-cleへ走らせに行ったときのものですが、スムーズに走るのと、並べてかっこいいのとで、なかなか楽しく充実感があり、大満足でした。

 

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さて、この209系0代をいじったことで、次なるものもいじりたくなってしまいました…。

その詳細はまた別の記事で紹介したいと思います。

それまでお楽しみに…!

*1:ドアエンジンが空気式であるため。現在はマリ区の2000代として現役

*2:発生した古い輪軸は金属ゴミとしてリサイクルしましょう

*3:これにはヨーダンパの台座があるため209系0代で使用しているものではない

*4:実際に外れた集電板のせいでショートし、かなりヤバいところまでいってしまったことがあった模様…

*5:現行品はメッキ加工が施してあるため錆びにくいが、念のため取扱の際は手先を清潔にした方が吉

長野電鉄のネクタイピン

今回はちょっと珍しいものをお目にかけたいと思います。

突然ですが鉄道系のネクタイピンといえば、新造車の落成記念や旧型車の引退記念、何かしらの事業の記念などに発注されることが多い、記念アイテムの一つです。もちろん長野電鉄もこれまでに少なくとも2回発注したらしく、それぞれごくまれにヤフオクなどに出回っています。

 

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こちらがその写真です。

左側から紹介したいと思います。


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こちらは長野電鉄0系OSカーのネクタイピンです。

ケースや裏面にこれといった記載はないのですが、恐らくは落成記念で作られたものと思います。

車体側面にも書かれたNERのロゴに、OSカーのOS1編成がデザインされており、シンプルな感じです。窓が一段下降窓っぽいのは、当初案の反映でしょうか*1


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せっかくなので鉄コレと並べてみました。

台車が空気バネ台車なのは気にしないでください笑


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そしてこちらは1990年の創立70周年記念のものです。


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こちらは天賞堂製で、河東鉄道1形蒸機機関車がモチーフとなっています。

また「創造 未来」の文字も刻まれており、この翌年には長野五輪の開催が決定していることもあって、この当時の明るい未来に向かって躍進していく、当時の長野電鉄の気合も感じられます。

 

以上2点の長電のタイピンですが、滅多に入手できないものゆえに使うのが非常にもったいなくて、おうちで大切に保存しています…。過去に長電から発売されていたネクタイと合わせたら、なかなかカッコよく決まりそうですが、果たして使う機会はあるのやら…。

*1:0系OSカーは一段下降窓にすることが計画されていたが、コスト面から取り止めとなっている

甘利善一氏の「ながでん」

皆さまは甘利善一氏をご存知でしょうか?

年季の入ったモデラーの方なら、Nゲージマガジン(鉄道模型趣味増刊)No.25 1996年夏号に「長野電鉄の新旧電車編成」と称した、車両群の作品を掲載されたり、鉄道模型趣味 No.651 1999年2月号では、「地下のあるNレイアウト 長野電鉄東林房線」を掲載され、同誌の表紙を飾っています。この他にも長野電鉄(以下、長電)や上田電鉄を題材とした作品を多々掲載されているほか、2008年に放送されたNHKの番組・趣味悠々の「鉄道模型でつくる思い出の風景」にて、額縁ジオラマが紹介されました。

このたび、そんな氏が手掛けた作品のうち、Nゲージマガジンに掲載された長電の車両のうち、一番最初に作られた2000系A編成ほか2編成がヤフオクに出品されているのを確認し、急遽保護することにしました。それがこちらです。

 

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左から2000系A編成、2500系C3編成、3500系N5編成です。車両裏面に書かれた製作時期や、雑誌に掲載の写真と細部の特徴の一致などから、氏の作品であると確認できました。

しかしなぜヤフオクに出品されてしまったか……出品者の方に確認したところ、兵庫県某所にて開催された片付け業者主催のオークションにて、レールと一緒に出品されていたとのことで、このことから色々な事由が考えられます…。

とにかく届いたからには、こちらで死蔵せず帰省できるまで大事に保管し、帰省と同時に然るべき場所での保存・展示を依頼しようと思案しており、現在は依頼先と交渉を進めている段階です。したがって、これらの作品を私で独り占めすることはせず、皆さまがご覧いただける形で保存していただけるよう、手配を進めておりますので、ご安心いただけますと幸いです。

 

さて、せっかくなので、この場をお借りして氏の作品を紹介させていただきたいと思います。

実は到着後に開封したところ、細かいパーツが外れていたり、インレタが剥がれていたりしたことが認められたため、細部の修正を行なっておりました。

その過程で記録として撮影した写真から、氏が苦労された点なども紹介させていただくとともに、まだ鉄コレやan-railなどが存在しなかった時代の「長電」を偲ぶきっかけになれば幸いです。

 

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まずは一番最初に製作された、2000系A編成です。

スカートが付いていたり、屋根のモニターがなかったりとD編成の特徴と混同している点がありますが、この車両を作られたのがきっかけで、「地下のあるレイアウト 長野電鉄東林房線」が生まれました。

まさに記念すべき作品です。


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ベースはGreenMaxのエコノミーキットより、307 名鉄5500系です。

このキットには長電2000系富山地鉄20系/14760系の前面が付属しており、いわゆる「日車ロマンスカー」の一部を作製することができます。しかし長電2000系の前面パーツは側面との断面が異なるため、製作するのが大変難しいと言われています。氏もその点に苦戦されたらしく、前面と側面の継ぎ目に苦労の跡を見ることができました。

また名鉄5500系は2連であるため、キット内容も先頭車2両のみであることから、中間車を作るには必然的に切継工作が必要です。そのため屋根や側板に切継の跡がいくつか認められ、ここにも氏の苦労が偲ばれます。

雑誌に掲載された写真からはわからない、キット製作の大変さを感じることができました。

台車はNA-4形はおろか、当時はFS-510形もなかった*1ため、NA-4形に似たDT24形で代用されています。製品にないものは似たものを選ぶという、鉄道模型工作の醍醐味を改めて感じます。

なお氏はこのA編成の他、C編成と非冷房時代のD編成を製作されており、この2本では車体裾の処理を実物同様に仕上げられています。


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せっかくなので、手持ちの鉄コレから同じ2000系A編成を並べてみました。

鉄コレは近年の製品であることから、実物と同じ台車に実物に準拠したパーツ類を充てられたり、TNカプラーを取り付けることで連結面をリアルな間隔にできたりするほか、造形もいくらかシャープになっています。

しかし実物がもつ「どっしりとした感じ」や、手作りの暖かみは、やはり氏の作品には敵いません。沿線で見てきた目が反映された力作だからでしょうか。

 

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続いて2500系C3編成です。

現車は廃車時まで前面に赤が回らない塗装だったのですが、C1編成やC10編成と同様の塗装で仕上げられています。また少なくとも*2氏は、この他に編成は不明ですが2500系2本*32600系1本を製作されており、2000系同様に思い入れの車両であることが伺えます。


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ベースはGreenMaxのエコノミーキットより、309 東急旧5000系です。

長電2500系は外観上の特徴として、独特の前面や屋根上のベンチレータ、特徴的な塗装を抑えれば簡単に作れるため、2000系のような複雑な工作の必要はありません。

ただしこの塗装を仕上げるのはとても大変で、私もan-railを塗り直す際はマスキングに四苦八苦してしまいました*4。それを問題なく綺麗に仕上げているため、完成品と遜色ない仕上がりです。

台車もTS-301形をそのまま使っていますが、現車のグレーに対して製品そのままの黒です。2000系では丁寧にグレーへと塗り直していたため不思議なところではありますが、鉄粉の汚れに塗れて使い込まれた感じを表したかったのでしょうか。


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こちらも手持ちのan-railから、同じ2500系C3編成を並べてみました。

こうして完成品と並べても遜色ない仕上がりなのがお分かりいただけるかと思います。

 

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最後に3500系N5編成です。

やはり氏も一番最初に登場したN5編成を製作された辺りが「わかってるな」と思いました*5

CM2車側の前面はカプラーが引っ込んでおりますが、これは後述の通り、軸距が短い床板が充てられているからです。雑誌掲載時にはちゃんと前に出ているので、どこかしらのタイミングで床板を交換されているのでしょうか?記事を読むとCM2車は一度作り直されているとのことで、それと同時に床板を交換されたのかもしれません。

 

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ベースはGreenMaxのエコノミーキットより、424 東急7000系です。

このキットには7200系のほか、営団3000系と静鉄1000系の前面が含まれているほか、阪急キット付属の大阪メトロ*660系の前面を使うことで、同じような側面の車両が作れるというものです。ただし営団3000系を作る場合は側面の嵩上げが必要で、氏も屋根と側板上部との間を3mm嵩上げして製作されています。側面をよく見るとその跡があり、ここにも製作に苦労された様子が見られます。

台車はFS-510形に似たものということで、PⅢ-701形が充てられており、当時の限られた中で再現する試みを感じ取れます。

 

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こちらも手持ちの鉄コレから同じ3500系N5編成を並べてみました。

鉄コレは現代の製品であると同時に、現代は市井に様々なパーツが流通しているため、現車と全く同じものを取り付けられるようになりました。そのため拙作にはKATOのassyパーツや銀河モデルなどのインレタを盛り込んでいますが、氏が作られた当時はそのような製品が十分でなかった時代です。そんな中で限られたものを使って実物同様に見せるために努力をしているのが感じられます。

氏の作品には現代の作品にはない暖かみを感じるのも、きっとそこからでしょうか。

 

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最後に氏の作品と手元の鉄コレやan-railを、記念に並べてみました。

約30年の時代の変化を感じるとともに、「なければ作る」時代の熱意や努力を感じ取れました。

来年5月には鉄コレから長電3000系の発売が予告されており、欲しい車両が次々に出てくる現代の模型事情も嬉しいですが、過ぎ去った遠い時代に思いを馳せるのも素敵だと思います。

 

これらの模型について、展示先などが決まり次第、ブログにてお知らせしたいと思います。それまで今しばらくお待ちくださいませ…。

*1:のちにCrossPointから営団3000系キットの発売と同時に製品化された

*2:こう書いたのはNHK趣味悠々のテキスト中に前頭部が切り取られた状態の同形式の模型が映り込んでいるため、ある程度の本数を製作された模様であることが伺えるからである

*3:うち1本はM付、もう1本はMなしかつドア開扉状態の東林房線レイアウト展示用

*4:単なる直線の塗り分けに見えるが、現車をよく見ると微妙に凝ったデザインなのがわかる

*5:走ルンですも一番最初にN5編成を落成している

*6:大阪市営地下鉄

鉄道コレクション 長野電鉄3000系発売に寄せて

本日のあやめ砲ことトミーテックLIVEにて、来年5月に鉄道コレクションから長野電鉄3000系が発売されることが発表されてしまいました(震え声)

セット内容はお馴染みのクハ3050形+モハ3000形+デハ3010形の3連で、定価は7700円(税込)だそうです。

 

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長野電鉄3000系は製品化に恵まれなかったため、今回の発表はすごく衝撃的です。

サンプルを見た限り、スカートとダミーカプラーは別パーツらしいので、TNへの交換は比較的容易であると思います。台車は現車が履いているSS-111/011形ではなく、別のものを履いているので、この辺の工夫が必要かと思います*1

 

その他、着色済の見本が出ないとわからないことばかりですが、続報が楽しみですね。

なお筆者は手元にアルピコ交通20100系の鉄コレも積んでいます。屋根を塗り替えたところで、軌条面にベッタリなスノープロウの処理や似てない台車の代用品を探すなど、やはりメチャクチャ手間暇がかかります…。こうして積み車両ばかりが増えていく悪循環…。

*1:なお代わりとして使える製品は皆無である

【今更レビュー】TOMIX 98819 しなの鉄道SR1系100代(しなのサンライズ号)セット

年末に入り世間では某茄子シーズンということで、それに便乗して今更ながらこちらを購入しました。

 

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TOMIX 98819 しなの鉄道SR1系100番代のしなのサンライズ号セットです。

TOMIXはこれまでにしなの鉄道115系1000番代や169系を製品化しておりますが、その中にSR1系が加わったのは今年3月のこと。模型の世界にも、ようやくしな鉄の新車がやってきました*1

現車は169系が引退し、183/189系ナノ車が離脱したのち、115系1000代によって運転されていた、朝夕ライナー列車や、休日に運転される観光列車へ充当すべく、3本揃っていの一番に導入されたものです。

車内は大手私鉄で採用されている、いわゆるL/Cシートを装備しライナー列車などに相応しいアコモとしたほか、観光列車化前の115系1000代S8編成に装備されていた暫定的なもの*2や、JRからの直通車を除き、「しなの鉄道の車両」としては初めて恒常的に利用できるトイレが設置されるなど、全体的な快適性も向上しています。

 

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全体的な印象ですが、特徴的な塗装もしっかりしており、細部の造形も申し分ないです。ただし乗務員扉の取手や乗務員ステップなどは未塗装なので、色差しをしてあげる必要があります。インレタも号車番号以外はひと通り貼り付けてみたのですが、透明ベースのせいで悪目立ちしてる感が否めないです…。ガレージメーカの製品に使えそうなものがあれば、貼り替えてあげたいと思います。

SR1系も他の信州エリアで活躍する(した)近郊形電車や急行形電車に準じ、制御電動車*3に貫通ホロが装着されるため、GreenMaxのリアルな造形のものを取り付けてみました。

なお今回のセットはS102編成のみ動力が組み込まれているため、他の編成は自走ができないのが残念なポイントです。KATOは1編成単位で発売したため、3本揃えても全ての編成に動力が組み込まれますが、TOMIXでは遊び方に制約が出てしまいます。実質的には平日朝夕のライナーとするしか遊べません。

TOMIXからはベースとなったE129系が発売されているため、クモハE129形の動力を移植する手もありますが、内装パーツが専用品であるため、一筋縄には行かないところが悩ましいです。

なお過去に発売された169系「しなのサンライズ号」セットでは、3本のうち2本に動力が付いていたため、日中の運用もある程度は再現できるようになっていました。また115系1000代S7+S15編成セットは別売の動力ユニットを購入すると、2本とも走らせられるようになるなど、制約なく遊べるのが嬉しいポイントでした。

 

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側面はこんな感じです。

流れるラインは水色と緑色の組み合わせが、これまでの新長野色を引き継いでいるみたいでいいですね。実物に合わせて制御電動車の車端部の窓には、銀河モデルの優先席ステッカー*4を貼ってみました。

この製品もT車の床下機器を外すと、例の「隠しパーツ」が封入されているので、頑張って組み立ててみました。些細なパーツですが、取り付けてみるとカプラーの下の空間が埋まって、少し実感的になった気がします。

 

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ケースラベルには鉄道むすめの上田れむのイラストが添えられており、TOMIX製品史上初の試みとして話題になりましたね。他に実際に配布されたパンフレットの縮小版まで付属しています。

 

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付属の行先ステッカーですが、やはりライナーや特別快速のものが多く収録されています。上段全てがそれです。普通列車のものも収録されていますが、欲しいのがないときは種別と行先を切継ぎして貼れば再現できると思います。

というか通常の定期列車で設定のない、田中行という中途半端なものまで収録されているのはビックリです。後にも先にも臨時列車か、今年の8月に上田駅の電留線で生じた脱線事故に伴う臨時ダイヤなどでしか運転された実績がありません。どうせなら普通列車かワンマンの小諸行や軽井沢行などを収録して欲しかったです。これも(元)地元民的には、ちょっとした残念ポイントです。

 

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さて今回のセットですが、商品名の通り朝夕のライナー運用に全振りしていて、それ以外の定期運用が蔑ろにされてしまった感が否めません…。実物におけるフレキシビリティな活躍を楽しみたい方は、KATO製品の方が良さげなのかもしれないですね。

それでも美しく再現された塗装や走行性能は申し分ない点であるため、朝夕のライナー運用専用として割り切って遊ぶ分にはこれでいいのかもしれません。

SR1系には普通用の200代と300代も存在し、特に300代は増備が継続して行われているため、新たな主力となる日も近そうです。個人的にTOMIXには、これらの製品化も期待していますが、果たしていつ出ることやら……(切実)

 

今回は以上です。

 

関連記事:所有するしなの鉄道の模型

 

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*1:なお同時期にKATOが同形式の100代と300代を製品化しているが、動力の都合でTOMIX製品と一緒に遊べないため、走ルンですは購入を見送っている

*2:周知のとおり、これには微生物で汚物を処理する「バイオトイレ」が試験設置されていた

*3:ただし在来車とは異なり、下り方へ組成されている

*4:2023年12月現在は事実上の絶版