2/20から2/22にかけて、JR東日本が発売するお得なきっぷの「キュンパス」で、ちょっと遠征してきたのでお話したいと思います。
そもそも「キュンパス」とはなにかというと、10000円で東日本会社ことJR東日本管内と一部の第三セクター鉄道が1日乗り放題、かつ特急列車*1の普通車自由席が乗り放題で、さらに2回までは普通車指定席が使えるというものです。
こんなお得なきっぷは使わなきゃ損!と思い立ち、帰省を兼ねて東日本会社管内の新幹線を完乗するプランを立てました。
ということで、まずは20日から旅程と乗った列車と出会った車両たちを紹介したいと思います。
2/20
東京駅-121B(121M) 新幹線特急つばさ121号[指]-新庄駅
新青森駅-3048B 新幹線特急はやぶさ48号[指]-盛岡駅
まずは山形新幹線こと奥羽本線福島-新庄間を完乗すべく、新幹線特急つばさ121号で終点まで向かいました。
車両はもちろんE3系2000代です。今年の3月より新型のE8系への置き換えが決まったため、これが最初で最後の乗車機会なのかもしれません。
新庄駅に着きました。
JRでは珍しい、標準軌用の普通列車用車両として、この日も頑張っていました。
陸羽東線はお馴染みのキハ110形が停車していました。いつかコレも乗って完乗したいところです。
そしてその横の在来線の電留線には701系0代がいました。
地元・信州を走るE127系100代に似た感じの、すっきりとしたデザインがいいですね。このあと同型車に長時間揺られて大曲駅まで行くのですが、乗り心地は果たして…
ラチ外コンコースには、山形県のマスコットキャラクター「きてけろくん」のキグルミが置いてありました。
横顔を撮影しろと書いてあったのでそうしたのですが、ネットで有名な江田島極悪ジャガイモことsyamu_gameの横顔が山形県の形に似ているネタを思い出して吹きそうになりましたw
新庄駅では会社の同僚へのお土産を調達するついでに駅弁「蔵王のお釜飯」を買って食べました。
峠の釜飯と似たり寄ったりの内容だったのですが、これが結構美味しかったです。
美味しいけど、美味しい(無職並感)
列車の発車時間が近いのでホームへ出場したら、E3系が2本並んでいました。置き換えが進むと見れなくなるんでしょうね…。
そして大曲駅まではお待ちかねの701系0代に乗って修行しますw
架線柱にパンタへの着雪を防ぐためのヒーターがあるのに気が付きました。
雪国ならではの工夫ですね。
運転台仕切窓にはこんなかっこいい文言のステッカーが貼られていました。
そして肝心の701系の乗り心地ですが、たしかに長時間座りっぱなしはキツイものの、国鉄型の如く極端にガタガタ揺れることはなかったのと、直角ボックス席ではなかったので、巷で言うほど悪くはなかったです。
むしろこのあとの特急の方が修行に近かったです…
大曲駅から秋田駅までは特急こまち17号のチケレス特急券を取得して移動しました。
これは普通列車の車内で時刻表を調べたら、うまく接続することの確認が取れたからです。大曲駅に着く前に急いでチケレス特急券を発券し、パパッと乗り込みました。手元の端末で乗りたいと思ったらすぐに特急券を発券できるのは有り難いですね。
神宮寺-峰吉川間では、有名な三線軌条を見ることができました。
秋田駅のラチ内コンコースには、D51形の模型や汽笛、E6系のモックアップが展示されていました。
男鹿線ホームには、accumことEV-E801系がいました。
九州会社ことJR九州のBEC819系がベースなので、つるんとしたアルミ製の車体と、なまはげをイメージしたカラフルな塗装が特徴的ですね。
ここは普通車自由席で乗って行ったのですが、やはり人体を上手いことホールドしてくれる構造の座席でないと、長時間の乗車はしんどいものがありますね…w
青森に着いたら701系0代の普通列車で新青森へ戻り、そこから新幹線特急はやぶさ48号で盛岡へ行き、そこで投宿しました。
2/21
盛岡-3001M 特急こまち1号-秋田
秋田-8M 特急いなほ8号-新潟
新潟-1326C 新幹線特急とき326号[指]-高崎
高崎-617E 新幹線特急あさま617号[指]-上田
盛岡駅にはHB-E300系を用いた新しい観光列車「、ひなび~陽旅~」の大きな看板が設置されていました。
新幹線ホームに行くと、このようなトレインジャーという盛岡支社のマスコットキャラクターのパネルがありました。駅スタンプ台でも見かけたので、割とよく出没してるみたいですねw
今回はキュンパスの枠を使って普通車指定席を取ろうとしたところ、すでに満席とのことで、思い切ってグリーン車に課金してしまいましたw
在来線区間のみの利用なので、3000円弱で秋田まで快適に移動できてニッコリですw
秋田駅に着いたので、乗ってきたE6系を跨線橋から撮ってみました。
その跨線橋の内側には昔の写真がたくさん展示されていて見応えがありました。
キュンパスを所持しているので当然普通車自由席で移動が原則ですが、追加料金を支払えばグリーン車も利用できるので、奮発してグリーン券を購入して乗ってしまうことにしましたw
今回利用したクロ653形1000代の車内です。
2+1の3列の配置ですが、バカでかい椅子に衝立があるおかげで、深夜バスのプレミアムシート的な感じの空間になっています。
また3-4位側車端部は展望スペースとなっていて、日本海や美しい山々を眺めながら楽しく移動できます。これは課金して良かったなと思いました。
車内で秋田駅で購入した「3種の鶏めしいなり」をいただきました。
これも結構美味しかったです。
新潟-高崎-上田間は新幹線特急とき326号と、同あさま617号を乗り継いで行きました。
写真は撮り忘れたので、翌日撮影したものです笑
2/22
長野-555E 新幹線特急はくたか555号-飯山
越後川口-1736M 普通水上行-水上
水上-744M 普通高崎行-高崎
高崎-405C 新幹線特急たにがわ405号-ガーラ湯沢
ガーラ湯沢-4414C 新幹線特急たにがわ414号-東京
長野駅に着いたときは列車の時間までまだ余裕があったので、長電の記念乗車券を買うついでに日本一大きい入場券で電車を見に行きました。
今回は8500系T4編成、2100系E1編成、3000系M2編成がいました。2100系は足回りがダークグレーに変わったので、JR時代末期のような雰囲気がありますね。
この日は飯山線の完乗を計画したため、まずは新幹線特急はくたか555号で飯山まで移動しました。これはしなの鉄道がキュンパスの利用範囲外であるため、飯山駅までは新幹線で移動せざるを得ないからです。
飯山駅の飯山線改札横には車掌車で使われていたダルマストーブが置かれており、見た感じ稼働してそうな雰囲気がありますが、実際には使われていませんでした…。
コンコースはかなり冷え込むので、動態で展示されてたら嬉しいですね。アス殻のお手入れが大変ですけども。
みどりの窓口付近にはVtuber「信州なかの」のスタンドがありました。
戸狩野沢温泉駅での解結作業中に乗った車両と停まっていた車両を撮りました。
ENR-1000形がいるのが雪国らしいですね。
十日町駅では行き違いで30分ほど停車していました。
その間に北越急行グッズをゲットしに行きます。
駅構内にはHK100形をモチーフにした台車がありました。
今回とても欲しかった「ほくほく博士」の書籍版です。
かつて公式サイトで掲載されていた内容をまとめたものですが、結構コアな内容ばかりなので、とても読み応えがありました。
越後川口駅にて、乗ってきた車を撮りました。
越後川口駅から高崎駅までは、E129系と211系3000代の普通列車を乗り継ぎました。
上越国境越えを普通列車で行っても、そこまで苦ではなかったです。
そして最後は上越新幹線の越後湯沢-ガーラ湯沢間を完乗するため、たにがわ414号に乗りました。
こちらも写真を撮り忘れたため、他の列車のものです。
ガーラ湯沢駅は元々保守用車の基地だったため、モータカーなどが側線にたくさん留置されていました。
高所作業車には、このような表示がありました…。
そしてガーラ湯沢駅の改札をくぐり、JR東日本の新幹線を完乗しました。
この瞬間は達成感を感じられてとてもよかったです。
キュンパスは廉価でたくさんの列車に乗れるので、また販売される機会があれば利用したいと思います。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
*1:新幹線特急を含む