今回はちょっと珍しいものをお目にかけたいと思います。
突然ですが鉄道系のネクタイピンといえば、新造車の落成記念や旧型車の引退記念、何かしらの事業の記念などに発注されることが多い、記念アイテムの一つです。もちろん長野電鉄もこれまでに少なくとも2回発注したらしく、それぞれごくまれにヤフオクなどに出回っています。
こちらがその写真です。
左側から紹介したいと思います。
こちらは長野電鉄0系OSカーのネクタイピンです。
ケースや裏面にこれといった記載はないのですが、恐らくは落成記念で作られたものと思います。
車体側面にも書かれたNERのロゴに、OSカーのOS1編成がデザインされており、シンプルな感じです。窓が一段下降窓っぽいのは、当初案の反映でしょうか*1。
せっかくなので鉄コレと並べてみました。
台車が空気バネ台車なのは気にしないでください笑
そしてこちらは1990年の創立70周年記念のものです。
こちらは天賞堂製で、河東鉄道1形蒸機機関車がモチーフとなっています。
また「創造 未来」の文字も刻まれており、この翌年には長野五輪の開催が決定していることもあって、この当時の明るい未来に向かって躍進していく、当時の長野電鉄の気合も感じられます。
以上2点の長電のタイピンですが、滅多に入手できないものゆえに使うのが非常にもったいなくて、おうちで大切に保存しています…。過去に長電から発売されていたネクタイと合わせたら、なかなかカッコよく決まりそうですが、果たして使う機会はあるのやら…。
*1:0系OSカーは一段下降窓にすることが計画されていたが、コスト面から取り止めとなっている