さて、以前に大量の209系0代をリニューアルしてハイになってしまった(疑惑)走ルンですですが、ヤフオクを見ていたらこんなのが落ちてたので、後輩氏*1へ投げる前にいじることにしました。
TOMIXの92900/92901こと、E217系旧製品です。
15両で送料込15kで入手できたため、割とお買得でした。
ご存知のとおり、この製品のプロトタイプは2024年現在のクラY-1編成*2とクラY-101編成の、登場時からクラY-1編成の下り方先頭車を組み替える前の姿*3です*4。結構古い製品なので、当然ですが集電機構やTNカプラー、そして動力など全てが旧水準のままです。今回は後輩氏へプレゼントするにあたり、これらを改良することで、末永く遊んでいただこうと思った次第です。
まずは全体的な紹介です。
今回はプロトタイプを編成組み換え直前の、フナF-01編成+フナF-51編成とし、それらしく加工と改良を施工しました。
まず足回りはヤフオクで別途入手した新集電機構用集電板と、新品で用意した新集電機構用の黒染車輪を装着し、安定した集電と走行を図りました。また特別車以外の集電板は、現行のメッキ加工が施されたものへと交換しました。これで集電板の防錆が期待できるため、室内灯を組み込んでも安定して光ります。
トイレが付いている車両には、別売のトイレタンクを取り付けました。このうち先頭車は、床板の干渉するところを切り落とす必要がありました。後輩氏への譲渡前にタンク本体は白っぽく塗装したいものです。
TNカプラーは全てコイルバネによる復元機構が付いた、SPタイプへと交換してあります。また中間の連結面も全てTNカプラーにしました。なお前面のものは製品デフォルトだとクハE217-1号車とクハE216-1001号車にも電連が付いていますが、これだとコツ区へ転用されてから現在に至るまでの仕様*5になるため、正しい形態へと修正しました。ついでにパンタグラフも避雷器がリアルな形状になった、現行品へと交換しています。
ドア窓や側窓にはドアステッカーや優先席のインレタを貼ったほか、前頭部に編成番号やATS表記のインレタも貼りました。最後に戸当ゴムやDコックの蓋の縁などに色差しをして完成です。
続いて先頭車です。
いずれも豆電球を用いたライトユニットを採用していて暗いため、鐵工房(KEY FACTORY)製の高照度LEDを採用したものへ交換しました。
これで尾灯までくっきりと点灯するようになりました。やっぱりライト類は走らせるときに目立つと嬉しいですね。なお今回使用したものは通常の白色LEDです。これは電球色だと列番表示器や種別幕まで電球色で光ってしまうという、違和感が拭えない仕様になるからです。一応プリズムの根本をオレンジ色のペンで軽く塗ってみたのですが、イマイチですね…。
わかりにくい点ですが、動力ユニットは現行のM-13モータを採用したものへと交換しました。それと同時にジャンクのモハE216形を1両調達し、動力車を3両に増やしました*6。これはデフォルトの状態だと2両の動力で15両を動かすことになるため、勾配のあるレイアウトの走行が困難になることが考えられるからです。
走りも安定するので、遊ぶのが楽しくなりますね。
リニューアルの終わった旧製品のE217系。色々と手を加えたので、改良前よりも安定して遊べるようになりました。後輩氏は253系を所有しているので、レンタルレイアウトを複線で借りれば総武本線や成田線みたいにして遊べるようになります。
実物は消滅寸前ですが、模型の世界ではウサミン星人の夢と希望を両耳に引っ提げて、末永く走り続けてほしいですねw