C11形292号機

先日、私用で新橋駅付近へ行ってきたので、そのついでにこちらを見てきました。

 

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かの有名なC11形蒸気機関車の292号機です。

新橋駅のSL広場といえば、この機関車の姿があまりにも有名なので、説明は不要かもしれませんが…()

このC11形292号機は、1945年2月に日本車輌で製造されたもので、ボイラ状のドームや砂箱が角形となっている「戦時型」にあたるものです。現存する戦時型の機関車の多くは、戦後の改修や修繕において部品が交換され、面影を無くしているのがほとんどですが、これに関しては当時の面影を残す貴重な1両であり、それが大都会の駅前で常に公開されているのは中々すごいことなのかと思います。

現役時代は関西エリアで運用され、1972年に保存のため姫路第一機関区から品川機関区へと書類上の配置転換がなされたうえで廃車され、現在地に保存されているとのことです。

 

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炭庫側から撮ろうとも思ったのですが、選挙のポスターがあったため、代わりに反対側から撮りました。

この機関車ですが、某蒸機神様のサイトにも駅舎側に向かって若干傾いているのでは?とあったのですが、この機会によくよくつくづく眺めたら、確かに若干の傾きが認められるように思いました。

 

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新橋駅構内は改修工事をしているのですが、床に敷かれた養生マットに軌間1067mmのプリントがしてあるのを発見してしまいました笑

他にも昔の新橋駅や機関車などのプリントもあって、見ていて面白かったです。

 

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こちらは地下の横須賀線ホームへと続く階段にあるステンドグラスです。

羽を広げた孔雀の雄を中心に、1号機関車や動輪などが描かれており、鉄道発祥の地*1らしい感じが素敵ですね。

*1:北海道の茅沼炭鉱や長崎など諸説ありますが、ここではとりあえず定説に従いたいと思います