だいぶ前に紹介した、金欠が元でGreenMax製品が買えず、その代わりとしてKATO 10-373 201系京阪神緩行線色をベースに塗り替えた201系奈良電車区タイプ。
以前はこのND601編成とND616編成の2本だけでしたが、今年になって新たな仲間が2本増えたので、そちらを併せて紹介するとともに、改めてこだわりポイントもお話できたらと思います。
左からND601編成、ND611編成、ND616編成、ND622編成です。
つまり今回改造したのも前回同様に森ノ宮から来た量産車&網干から来た軽装車という組合せです。
やはり4本揃うだけでも壮観ですねぇ…。
体質改善30Nを受けない状態でもしっくり来ることに、元のデザインの良さを感じますね。国鉄電車特有の「老け顔」なデザインとは異なる柔らかい顔付きのおかげでしょうか。
こちらは改めて取り出したND601編成です。
元々はスカイブルー一色だったのですが、IPAに漬けても塗装が落ちなかったので、上からそのままFALBEの黄緑6号で塗りつぶしています。
消えてしまったJRマークやドア靴ズリ、前面白帯などはサードパティのインレタを用いて再現しています。
車番やエンド表記は未修繕車であるため、オリジナルのステンレス切り文字をイメージした銀文字インレタを転写しています。
屋根のクーラーはリニューアルされたステンレスの質感がリアルなAU75へ交換しています。
窓の優先席表示や弱冷房車の位置などは、2021年現在の姿を想定して現行のものを収録したインレタを用いたり、現在の連結位置に貼ったりしています。ただしドアステッカーは24両分を安価に用意できる見込みが立たないため、貼っていない状態で放置しています…。
前面の連結器はダミーカプラーが貧相に見えるので、新タイプのボディマウントカプラーを調達した取り付けました。ジャンパ線はGreenMaxのものを取り付けようとしたところ、うまくいかなかったり折れてしまったりと散々だったので、どうしようか思案中です…いっそのこと金属パーツを奢るのも手なんですけどもね。
そしてこちらが増備した軽装車のND611編成です。
軽装車なので車番やエンド表記も黒文字のインレタを転写しています。
その他細部は通常の量産車と同じです。
ここ最近Twitter等のSNSにおいて、残念ながらこのようなフリーランス車両を否定するような風潮があるらしいのですが、お金がないなりに既製品から工夫してそれらしいものを拵えて遊ぶのもなかなか楽しいですよ。
たしかに特定の車両や編成そのものズバリを再現と謳っているものが残念な出来だとガッカリなのは私も同じですが、フリーランスの車両にはそのような概念がないからこそ自由に楽しめるのではないでしょうか。
ちょっとの工夫でそれらしく楽しむのも、鉄道模型の遊び方の一つなのかなと改めて感じました。