横川駅前にある様々なもの

写真を撮っていながら死蔵したまま貼り忘れるということをやりそうになっていたので、ここで公開したいと思います。

先々月にオタク仲間と長野へ行った際の道中で碓氷峠鉄道文化むらに立ち寄った後に横川駅前の荻野屋本店で昼食を食べたのですが、そのついでに見てきた横川駅周辺の鉄道に関するものを紹介いたします。

 

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こちらは横川駅前に鎮座するEF63 3の動輪です。

荻野屋の所有となっておりますが、これは元々同社がEF63を1両保存する計画があったためで、それに伴い3号機が長野総合車両センターに取り込まれたものの、場所の都合から保存が叶わず、結果として動輪1軸のみが保存された形になります。


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そしてその前を流れる水路の蓋には、かつて碓氷峠で使用されたラックレールが転用されています。

これはアプト式から粘着式へ切り替えられた際の発生品で、以前にTwitterで読んだ話によると、吾妻線の長野原辺りから草津までラックレールを用いた登山鉄道を建設するためにED42共々転用する話が浮上したことで、取り外されてからも保管されていたのだそうです。

結局は登山鉄道計画がなくなってしまったため、用途を失ったラックレールが側溝の蓋へと転用されてしまったとのことだそうです。


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荻野屋本店とラックレールという、碓氷峠を象徴するものが横川駅前で見れるということに、奇縁を感じてしまいました。

なお荻野屋本店はコロナの影響からか、店内飲食のメニューは味噌汁と力餅が付いた峠の釜飯のみとなってしまいました…。また密を避けるためなのか、店内もこざっぱりとした感じになっていたり、トイレの貸出がなくなったりと、かなり様子が変化していました。3年前の春に訪問したときは色々なメニューがあって楽しかったのを覚えているので、こんなに変化していたとはかなり驚きました。

駅の横にはそばスタンドもあったので、次回訪問した際はそちらも併せて利用したいと思います。