昨日は習志野一丁目公園の鉄道聯隊K2形のほかに、こちらも見てきました。
新京成電鉄新津田沼駅から歩いて10分前後のところにある藤崎森林公園に保存されている、木曽森林鉄道の車両です。
木曽森林鉄道は日本一有名といっても過言ではない森林鉄道で、中央西線の上松駅を拠点に木曽の山々に線路が張り巡らされていました。
それが縁もゆかりもない習志野市へ保存されている経緯は謎ですが、とりあえずこの公園に保存されています。
機関車は酒井製のNo.92です。
屋根がありますが、あまり手入れされていないらしくサビとホコリがひどいです…。
それでも台枠や軸箱のロゴはしっかりと残っていて素敵ですね。
運材車は王(滝)営(林署)No.7と王営No.3のペアで保存されており、機関車側がNo.7になります。
木曽森林鉄道の貨車や客車には空気制動が整備されていたので、通常の鉄道車両のようなブレーキ装置があることがお分かりいただけるかと思います。
客車はB形客車の王営No.4が保存されており、車体の木製プレートには助六と記されていることから、かの有名な助六で活躍していたものと思われます。
車内に入れるようになっていたみたいですが、柵に鍵がかかっているので、現在は非公開らしいです。
そのせいか車内は少々荒廃気味でした…。
なお連結器ですが、機関車と運材車の間のはリンクが盗難されたらしくありませんでした…。
また静態保存であるにも関わらず、各車ともブレーキ管は接続された状態になっています。
客車の前には田島停車場の駅名標がありますが、本物か複製かはわかりません。
そのさらに横には説明板がありました。