M18形増備車入線記念乗車券

久々の切符これくしょんですが、今回は「M18形増備車入線記念乗車券」を紹介したいと思います。

これは現在は廃止となった宮城県くりはら田園鉄道の前身である栗原電鉄が、福島交通より電車線の電圧を昇圧したことに伴って放出された5300形を譲受し、M18形となったことを記念したものです。栗原電鉄の電車は制御電動車はM、制御附随車はCを冠し、そのあとに車体長を示す数字を組み合わせる独自の形式称号を採っており、このM18形は車体長18mの制御電動車ということになります。

 

 

入れ物は車体の塗装をイメージしたようなデザインになっています。

 

 

券面の表は車両の写真、裏面は図面が載っています。

M18形は西武から譲受した車両を西武所沢工場で鋼体化したM181号車が既に在籍していたため、このM182号車とM183号車は増備車ということになります。塗装は福島時代のままなので、栗原の在来車とはちょっと違った感じなのが面白いですね。

この2両は福島では連結した状態の方が多かったのに対し、栗原では単行で使用されていたのだそうです。しかし入線してから2年後の1995年に電車運転を廃止し非電化したため、第2の活躍は短命に終了しました。

バスグラフィック Vol.43付録を見る

本日は待ちに待った特別付録付のバスグラフィック Vol.43が着弾したので、早速開けてみました。

このバスグラフィックはしばらく休刊していたものが、2年ぶりに復活する記念として特別付録のバスコレを付けたもので、都営バスの最新型であるG代車のエアロスターが選ばれました。

 

f:id:mc127_100:20220428192520j:image

f:id:mc127_100:20220428192517j:image

 

ビニールに包まれたデカい箱を開けると、中に特製のケースに入った状態で収められています。

これは箱から出さずに鑑賞できるようにしたもので、過去に尼崎市営バス限定で発売されたエアロスターノーステップも、このような感じの窓付きパッケージだったみたいです。

 

f:id:mc127_100:20220428193811j:image
f:id:mc127_100:20220428193805j:image
f:id:mc127_100:20220428193808j:image
f:id:mc127_100:20220428193814j:image

 

早速取り出して置いてみます。

今回はネコパブリッシング公式ではないところで予約したため、方向幕ステッカーは付属していません。行先表示は「都営バス」を出しており、イメージとしては広報用写真などでしょうか。

屋根の局番やマークもしっかりと再現されていて見応えがありますね。

 

f:id:mc127_100:20220428193136j:image

 

こちらは同型のG734号車の画像ですが、色味も実物に近くてとてもリアルです。特別付録故の妥協のなさを感じます。

 

f:id:mc127_100:20220428194051j:image

 

せっかくなので、これまでに発売された都交のニューエアロスターと並べてみました。

これまでにC201号、H152号、K529号、L120号、W436号、Y490号が製品化されており、都交における大まかな年代による形態差を見て取れます。


f:id:mc127_100:20220428194243j:image

 

今回のは特別付録に恥じないものだったので、次回もこのような企画に期待したいですね。

なお本誌の内容ですが、特に阿蘇くまもと空港のランプバス特集が読み応えがあって面白かったです。後ろにエアコンを増設された元都交の車両も詳細に解説されているので、移籍車好きにもたまらない内容です。この機会に是非買ってみるのもいいと思います。

阪急カラーのアルピコ交通

タイトルを見ると長野と諏訪にいた西工58MCボディを持つ移籍車や、白馬にある西工96MCボディを持つ移籍車のこととお思いになるかと思いますが、今回のはそれではありません。

アルピコ交通では2013年ごろに長野~大阪間の高速バスを共同運行していた阪急バスから、高速路線車を借り受けて運行していたことがありまして、阪急カラーのアルピコバスとして話題になっていました。

今回は梓川S.A.に立ち寄った際にたまたま遭遇した同車について紹介したいと思います。

 

f:id:mc127_100:20220427133659j:image

 

夕闇迫る梓川S.A.に停車中の阪急なアルピコです。

三菱ふそうエアロクイーンの2894号車で、長野200 か1256という払い出しナンバーに登録されて使用されていました。

借り物であるため、車体色は変更されずに阪急のままで運行していました。


f:id:mc127_100:20220427133651j:image

 

前面の阪急の社章はそのままでした。


f:id:mc127_100:20220427133654j:image

 

側面の阪急社番はそのままなのに対し、新たにアルピコ交通の社名が入れられていました。


f:id:mc127_100:20220427133702j:image

 

アルピコのセレガーラと並んだところです。

阪急からの借入車は2016年に返却されたとのことで、たった3年だけの存在だったそうです。

 

f:id:mc127_100:20220427134425j:image

f:id:mc127_100:20220427133657j:image

 

以下オマケ:こちらが正真正銘の阪急中古のアルピコ交通です。

西工58MCボディをもつものは長野にいすゞ、諏訪にふそうのシャーシに架装されたものが2両ずつ在籍していました。そのうち長野にいた40512号車は導入当初より、戸隠地区の観光輸送を意識したラッピングを施されており、ダイナミックストライプが標準のアルピコ交通の一般路線車の中で異彩を放っていました。

2022年4月現在では58MCボディの車両は既に引退していますが、白馬に96MCボディを架装したいすゞ車が1両だけ在籍しています。機会があれば一度見に行ってみたいと思います。

池袋に行って帰るだけの乗り潰し

昨日は出勤日と勘違いして早起きしてしまい、手持ち無沙汰だったため、前から行きたかったところへと行くことにしました。

 

f:id:mc127_100:20220427074954j:image

 

まずは池袋駅から東武東上本線をひたすら乗り潰します。東上本線はなかなか乗る機会がなく、今回が初めての乗車体験です。

乗ったものは10030型の準急ですが、池袋~成増間をノンストップでブンブン飛ばしていくので、輸送障害や遅延などがなければ結構スムーズに移動できるんだなぁと思いました。あくまで初めて乗った人間の感想です。


f:id:mc127_100:20220427074951j:image

 

途中のふじみ野駅で後続の急行に接続するので乗り換えます。

やってきたのは過去に本線系統から転出してきた30000系です。進学に伴い移住する前の2011年辺りではまだ本線での活躍が見られたのですが、今では全てこちらへ集約されてしまったため、東上本線でないと乗れない車両になってしまいました。

10000系を発展させてブラッシュアップしたスタイルがカッコいいですね。

 

f:id:mc127_100:20220427075610j:image
f:id:mc127_100:20220427075617j:image
f:id:mc127_100:20220427075606j:image
f:id:mc127_100:20220427075613j:image

 

坂戸駅で降りて、これまた初めて乗る越生線を完乗します。

越生線東上本線の小川町以北共々、現在も8000系4連ワンマン車が主力で、先日廃車になった10030型を用いれば置き換えられそうな気がしますが、未だ引退する気配がありません。

いずれも後期修繕車*1で、車内の津覇車輌の銘板も新しめだったのが印象的でした。

 

f:id:mc127_100:20220427075946j:image

 

運転台仕切も時刻表が掲げてある点が、たまに野田線で乗る車両とは違った雰囲気を醸しています。

越生線は部分的に複線用地があったり、複線化されていたりと、乗っていて気になるところがたくさんあって楽しかったです。

 

f:id:mc127_100:20220427080127j:image
f:id:mc127_100:20220427080130j:image
f:id:mc127_100:20220427080124j:image

 

終点の越生駅に着いたところで腹痛に見舞われたのと、Suica残高が怪しくなってきたので、近くのコンビニ(徒歩7分程度)まで行って帰ってくると、キリ番の81110Fがいたり、リバイバルカラーの81107Fが来たりと、ちょっと嬉しいことになっていました(笑)

81107Fは学生時代の友人や先輩の東武な者がよく模型で走らせていたのを見ていたのですが、現車を見たのはコレが初めてです(笑)

ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのツートンカラーもこの顔になかなか似合ってますね。

 

f:id:mc127_100:20220427080640j:image
f:id:mc127_100:20220427080637j:image

 

坂戸駅に戻ってからは引き続き東上本線に乗って寄居を目指します。

小川町駅には話題の前照灯を改修された30000系31412F+31612Fがいました。

これより先も越生線同様の8000系4連ワンマン車に乗り継ぎます。野田線のときどき急行でブンブン飛ばしているものに乗り慣れていると、山奥をゆっくりと走る姿がとても新鮮でした。

 

f:id:mc127_100:20220427080933j:image

 

寄居駅からは秩父鉄道の末端区間を完乗するため、窓口でフリー切符を買ってから三峰口駅を目指します。

ホームに降りると7500系の「彩色兼備」ラッピング車がいました。この7507Fは東急時代に大井町線で乗車したことのある編成だったので、10年以上を経た再会となりました。


f:id:mc127_100:20220427080930j:image

 

ホームの屋根にはこんなレトロな案内表示がありました。

また柱に使われている古レールCarnegieの刻印が確認できるものがあり、文化財としてPRすればいいのになぁと思いました。


f:id:mc127_100:20220427080936j:image

 

そして乗車したのはナナハチ君こと、7800系のトップナンバーたる7801Fでした。

こちらも元は東急8090系ですが、中間車を先頭車に改造したことで、独特の顔付きとなっています。

また画像のクハ7901号は床のトラップドアもそのままであるため、乗っていて少し違和感を感じてしまいました(笑)

なおこの車両も元は7707Fと同じ8089Fに組成されていたものであるため、同様に10年以上のブランクを経た再会となりました。

 

f:id:mc127_100:20220427081640j:image

 

影森駅から終点の三峰口駅までは7000系7002Fに乗りました。

地元・長野電鉄8500系のT6編成同様の魔改造顔ですが、種別表示は同様に左右反転させた状態で取り付けられているのが面白かったです。

本家東急からはもうじき完全に引退してしまう8500系ですが、秩父ではまだまだ現役で頑張ってくれることでしょう。


f:id:mc127_100:20220427081643j:image
f:id:mc127_100:20220427081634j:image
f:id:mc127_100:20220427081625j:image
f:id:mc127_100:20220427081631j:image

 

ドアには東急時代のいわゆる「ノーパン熊」のステッカーが残されていますが、だいぶ干からびて劣化しているものが多く見受けられました。

彼らにとってこの地での暮らしは、かなり厳しいようで……(などと)

 

f:id:mc127_100:20220427081628j:image
f:id:mc127_100:20220427081637j:image

 

三峰口駅ではホームにあの花のヘッドマークや、鉄道むすめ・桜沢みなのの幟が掲げられていました。

 

f:id:mc127_100:20220427082118j:image

 

先ほどの7002Fに乗って御花畑駅に戻りました。

帰りはここからほど近い西武秩父駅まで移動して、特急ラビューに乗りたいと思います。


f:id:mc127_100:20220427082132j:image
f:id:mc127_100:20220427082125j:image

f:id:mc127_100:20220427082122j:image

 

こちらもホームには埼玉の女子高生ってどう思いますか?のキャラクターや、桜沢みなののパネルが置いてありました。

桜沢みなのは生誕8周年だったらしく、お手製の誕生祝いが微笑ましかったです(笑)

本当に中の人からも愛されているんだなぁと思いました。


f:id:mc127_100:20220427082129j:image
f:id:mc127_100:20220427082135j:image

 

駅の近くを散策していると、あの花のキャラクター(主にめんま)がプリントされたオブジェを発見しました(笑)

 

f:id:mc127_100:20220427082841j:image
f:id:mc127_100:20220427082845j:image
f:id:mc127_100:20220427082848j:image

 

そして最後は西武秩父駅から池袋駅まで西武のラビューで一気に乗り通しました。

乗ってみて包み込むような大きな座席や、足元まで拡大された大きな窓などが斬新だったのと、乗り心地も全く悪くなく、とても快適でした。初乗車ということで、心中興奮していてあっという間でしたが、たぶん普通に乗れば余裕で( ˘ω˘ )スヤァ…できると思います(笑)

トイレも清潔な感じでいいですね。

ただ雨が降っていると、停車中に屋根に落ちる雨音が車内に響いていたのが気になってしまいましたが…。

 

とりあえず今回の外出で東武東上本線越生線西武秩父線池袋線と、4路線を乗り潰すことができました。この2社はごちゃごちゃした支線類の乗り潰しが大変ですが、そのうちチャレンジしてみたいと思います。

*1:厳密にはバリアフリー修繕と呼ばれるタイプらしい

長野電鉄3500系N7編成引退記念イベントで撮ったもの

転職に伴う多忙により先月には出す予定だったのが、今更の投稿となってしまいました…(汗)

参加した当日に書いた記事は軽くさわる程度でしたが、こちらでは撮影した写真を時系列に沿って貼っていきたいと思います。

既出のものが多々ありますが、温かい目で見たいただけると幸いですw

 

f:id:mc127_100:20220401181244j:image

 

N7編成ですが、撮影会開始時の行先は朝陽がセットされていました。

長野~朝陽間の区間運転を行う定期列車の記憶が皆無の走ルンですにとって、この行先は村山橋が大雨の規制で通行止になった際の臨時列車というイメージが強いです。

 

f:id:mc127_100:20220401181843j:image
f:id:mc127_100:20220401181906j:image
f:id:mc127_100:20220401181852j:image
f:id:mc127_100:20220401181846j:image
f:id:mc127_100:20220401181910j:image
f:id:mc127_100:20220401181859j:image
f:id:mc127_100:20220401181902j:image
f:id:mc127_100:20220401181855j:image
f:id:mc127_100:20220401181849j:image

 

先の記事でも述べた通り、その後はリクエストに応じて適宜回してくださりました。

またワンマン札もひっくり返してくださったので、さながら現役時代のような感じも出ていました*1

 

f:id:mc127_100:20220401182247j:image
f:id:mc127_100:20220401182237j:image
f:id:mc127_100:20220401182240j:image
f:id:mc127_100:20220401182244j:image

f:id:mc127_100:20220401182351j:image

 

当日は須坂駅3/4番線ホームの立入禁止区域から線路に降りたため、かつては見学できた鉃道部品類を再度間近に見ることができました。

これらは2008年ごろまで見学ができたもので、最後に見たときはアシナガバチの縄張りと化していて、軽く生命の危険を感じてしまいました(汗)

せっかくの貴重な資料なので、もう一度綺麗に整備して公開して欲しいものですね。

 

f:id:mc127_100:20220401182710j:image

 

こちらはたまたま入線してきた定期列車の8500系T2編成です。

ご存知の通り、この編成には鉄道むすめの朝陽さくらがラッピングされており、長電初の痛電車(笑)として活躍しています。


f:id:mc127_100:20220401182707j:image
f:id:mc127_100:20220401182704j:image

 

最近検査を受けたので、帯や床下機器がとても綺麗ですね。


f:id:mc127_100:20220401182701j:image

 

長野方先頭車のデハ8512号(旧デハ8602号)の床下機器の空きスペースは、保安装置の筐体を吊っていた場所なのでしょうか。


f:id:mc127_100:20220401182714j:image

 

3/4番線ホームの北側には、一昨年の創立100周年記念に合わせて設置された河東鉄道1形機関車の石碑が置かれています。

現在も3号機が加悦谷の地で処遇待ちの状態で置かれていますが、果たしてどうなるのでしょうかね…。

 

f:id:mc127_100:20220401183210j:image

 

こちらは隅の方に留置されて最後の時を待っているL2編成とN3編成とO2編成です。

 

f:id:mc127_100:20220401183200j:image

 

L2編成の先頭車は元を辿ると地下鉄日比谷線時代にさよならラッピングを施されたものでしたが、長野では一足先にリタイアしてしまいました…。


f:id:mc127_100:20220401183154j:image
f:id:mc127_100:20220401183203j:image

 

セミステンレス車なので、よく見ると隙間に入り込んだ雨水の影響で錆汁が吹き出していました。

これもこの車両の寿命を縮めた一因なのでしょうか。


f:id:mc127_100:20220401183157j:image
f:id:mc127_100:20220401183151j:image
f:id:mc127_100:20220401183206j:image

 

模型の参考に前面周りの床下機器も撮ってみました。

やはり台枠が腐食してボロボロになっていますね…。

 

f:id:mc127_100:20220401183756j:image
f:id:mc127_100:20220401183802j:image
f:id:mc127_100:20220401183759j:image
f:id:mc127_100:20220401183805j:image

 

こちらは乗車したN7編成の車内の様子です。

監獄窓こと小さい窓のドアやクリーム色に変則的な格子模様がうっすらと入ったデコラ、そして茶色いモケットが懐かしいですね。

前の記事でも述べた通り、この車両の妻面窓は一枚窓で、モハ3507号はハメ殺し、モハ3517号は一段下降窓となっています。ただしスイッチがサビの影響か何かで固着しているため、開閉することはできませんでした。

 

f:id:mc127_100:20220401184210j:image
f:id:mc127_100:20220401184207j:image
f:id:mc127_100:20220401184201j:image
f:id:mc127_100:20220401184204j:image

 

ついでにこちらは信州中野駅での停車中に撮影したN8編成の車内です。

片方の妻面窓が2段窓になっているほか、床面にトラップドアが設置されている点にもご注意ください。

N7編成は入線時に亀甲形のベンチレータを乗せていたことからも、地下鉄時代に更新工事を受けなかったらしく、床面へトラップドアも設置されていないのです。

 

f:id:mc127_100:20220401184613j:image
f:id:mc127_100:20220401184616j:image
f:id:mc127_100:20220401184622j:image

 

信州中野駅で3000系と並んだのを見て、今から6年前の年末に同じ場所でL2編成を撮ったことを思い出しました。


f:id:mc127_100:20220401184610j:image

 

3000系の運転台周りですが、よく見るとアルミテープで点々と補修されているみたいです。

やはりアルミ車のお手入れも結構大変なのでしょうかね。


f:id:mc127_100:20220401184619j:image

 

3000系同士が並ぶと、クジラの置き換えも終わって新たな歩みを始めようとする長電を感じます。

 

f:id:mc127_100:20220401185117j:image
f:id:mc127_100:20220401185107j:image
f:id:mc127_100:20220401185110j:image
f:id:mc127_100:20220401185114j:image

 

一応こちらも1両ずつ撮ってみました。

模型の参考になれば幸いです…。

 

f:id:mc127_100:20220401185216j:image

 

3000系もだいぶ北信濃の地に馴染んできたように思えます。

 

f:id:mc127_100:20220401185400j:image
f:id:mc127_100:20220401185357j:image
f:id:mc127_100:20220401185349j:image
f:id:mc127_100:20220401185352j:image
f:id:mc127_100:20220401185355j:image

 

小布施駅での撮影タイムで撮ったものです。

普段とは異なる編成の電車にお客の登場とあって、観光でいらしていた奥様方も大層驚かれていました。

事情を聞かれたのと折角なのでお話ししたところ、その奥様もコレが元々東横線で走っていたものとご存知でいらしたみたいで、長いこと現役だっただけ人々の心の片隅に引っかかっているのかなと思いました。

小布施駅は遠くに北信五岳が眺められるので、ホームに立っているだけで清々しい気分になれます。

冬には湯田中・木島方(あえてこういう)の跨線橋から安曇野槍ヶ岳などが見える日もあるらしいです。

 

f:id:mc127_100:20220401190005j:image

 

須坂駅でゆけむりと並ぶのも、これまで当たり前だった光景だけに懐かしいものがあります。

駅構内の通行方が変更されたので、相変わらずこのホームに長野行が停車していると違和感を覚えてしまいますが…()


f:id:mc127_100:20220401185958j:image

 

朝陽駅に4連のクジラが停車していると小学校低学年~中学年時代の朝の登校を思い出して、これまた懐かしい気分になります。


f:id:mc127_100:20220401190001j:image

 

普通に停車しているだけでも本当に懐かしいです。

 

f:id:mc127_100:20220401190518j:image
f:id:mc127_100:20220401190451j:image
f:id:mc127_100:20220401190524j:image
f:id:mc127_100:20220401190511j:image
f:id:mc127_100:20220401190446j:image
f:id:mc127_100:20220401190508j:image
f:id:mc127_100:20220401190457j:image
f:id:mc127_100:20220401190521j:image

 

市役所前駅での撮影タイムで色々と撮ったものです。

この駅はあまり利用したことがないのですが、やはり地下に停車しているだけで子供の頃を思い出して懐かしい感じがします。


f:id:mc127_100:20220401190453j:image

 

こちらは運転台の後ろからフラッシュを焚かずに撮影したものです。

やはり地下区間を走っていると、日比谷線みたいでちょっと都会的な感じがしますね。


f:id:mc127_100:20220401190502j:image
f:id:mc127_100:20220401190514j:image
f:id:mc127_100:20220401190505j:image

 

長野駅の階段を降りるといつも停車していたことを思い出しました。

 

f:id:mc127_100:20220401191137j:image
f:id:mc127_100:20220401191148j:image
f:id:mc127_100:20220401191151j:image
f:id:mc127_100:20220401191134j:image
f:id:mc127_100:20220401191127j:image
f:id:mc127_100:20220401191145j:image

 

権堂駅の撮影タイムで停車している様子です。

子供の頃に親に連れられて遊びに行ったときは、いつも今は亡きイトーヨーカ堂の地下のポッポでたこ焼きと山盛りポテトを買ってもらっていたのと、お買い物をしてから権堂駅に行っていたのを思い出しました。


f:id:mc127_100:20220401191142j:image
f:id:mc127_100:20220401191131j:image

 

最後にイベントツアーを終えて車庫に帰る様子です。

私事ですが、このたび走ルンですは転職して更なる社畜と化したことで、今までよりもお休みが取りにくくなってしまいました。そのため現状では最後まで残るN8編成のさよならを見届けられるか非常に怪しいため、恐らくこれがこの電車に乗った最後の機会になってしまうのかと思います。

思えば覚えていない昔からずっとそこにいて当たり前の存在だったので、これからは帰ってもそこにいてくれない現実を受け入れていくしかないのが、正直つらいところではあります…。嬉しいときも悲しいときもいつもそばにいてくれたからでしょうか。2000系が完全に引退したときは正直ふーん、という感じだったので、やはりそれだけ身近な存在だったのかなと思います。

 

f:id:mc127_100:20220425183950j:image

 

これからは模型の世界で、今までの勇姿を思い出しながら楽しんでいきたいですね。

 

今までの活躍に感謝…。

 

関連記事:イベントの参加レポート

mc127-100.hatenablog.com

*1:なお実際の4連運転の際は、現行の法令上車掌が必ず乗務するため決してワンマンで運転することはない。

国鉄110形蒸気機関車+復元中等客車

昨日は逗子のついでにこちらも見に行ってきました。

 

f:id:mc127_100:20220402174758j:image

 

桜木町駅南口の近くにあるCIALにある110形蒸気機関車と復元中等客車です。

一昨年の4月からこの地にて保存されているもので、屋内ゆえに非常に美しい状態です。

 

f:id:mc127_100:20220402223812j:image

 

110形機関車は元々青梅鉄道公園に保存されていたもので、その当時は大宮工場で保存されていたときにボイラーや水タンクなどを切開されてカットモデル化した状態でした。それをこのように復元しているのですが、実際は梅小路のC51形のように外装だけ復元したものとのことです。

それでもここまで綺麗になっていると、元々カットモデルだったことがわからないですね。

 

f:id:mc127_100:20220402224051j:image

 

水タンクには大宮工場で整備したときに取り付けられたプレートが残されています。

 

f:id:mc127_100:20220402224048j:image

 

こちらは復元中等客車です。

交通博物館鉄道博物館に展示されている復元客車は新橋~横浜間の鉄道開業時に用いられたものではないらしく、こちらが正しいものということになるそうです。


f:id:mc127_100:20220402224039j:image

 

足回りは実際の部品を用いて製作されているらしいです。


f:id:mc127_100:20220402224045j:image
f:id:mc127_100:20220402224042j:image

 

バッファや連結器は模造品らしく、よく見るとそれであることがわかります。


f:id:mc127_100:20220402224036j:image

 

車内はこんな感じです。

 

f:id:mc127_100:20220402224337j:image

 

載っているレールは本物の双頭レールが用いられているとのことでした。

 

f:id:mc127_100:20220402224431j:image
f:id:mc127_100:20220402224330j:image

 

模型を用いた機関車や客車の解説コーナーもあります。

謎の機関車・190形や、仮開業時に用いられたとされる錦絵でお馴染みの謎客車の模型もあって、それなりに見応えがありました。


f:id:mc127_100:20220402224334j:image
f:id:mc127_100:20220402224340j:image

 

他にも当時の横浜駅を再現した模型の展示もありました。

規模が小さいながらも興味深い展示が面白かったです。

京急600形(2代目) デハ601号

本日はヒマに任せて気分転換に、こちらを見に行ってきました。

 

f:id:mc127_100:20220402160532j:image

 

逗子第一運動公園に保存されている、京急600形(2代目)のデハ601号です。

2000形の先代に当たる快特こと快速特急専用車で、1956年に初代700形として登場しました。京急流にアレンジされた湘南顔の前面に、2ドア・セミクロスシートという堂々たるスタイルが魅力的です。

現在もロングシート化や前面の整形を受けた2連2本がコトデンこと高松琴平電鉄で1070形として活躍をしているので、そちらもいずれは乗車してみたいと思います。

 

f:id:mc127_100:20220402160931j:image

 

後ろから見るとこんな感じです。

広幅の貫通路が板材で塞がれていたり、連結器が撤去されたりしています。

丸みを帯びた妻面に配管が露出していないのに京急の電車に対する美学を感じます。

 

f:id:mc127_100:20220402163020j:image
f:id:mc127_100:20220402163015j:image

 

台車はコトデンへ譲渡されたものと同様の、東急車輛製TS-310を履いています。

貫通路側のものはレトロな銘板も付いています。

 

f:id:mc127_100:20220402163357j:image

 

この独特の丸味を帯びた湘南顔に、インターアーバン由来の京急らしさを感じます。

 

f:id:mc127_100:20220402163449j:image

 

運転台はこんな感じです。

保存会が発足するまで放置に近い状態だったらしく、破壊されたり紛失したりしている機器類が大変多いです。


f:id:mc127_100:20220402163453j:image
f:id:mc127_100:20220402163457j:image

 

KHKの切文字や妻面のプレート類は綺麗な状態で残されています。

 

f:id:mc127_100:20220402163623j:image
f:id:mc127_100:20220402163626j:image
f:id:mc127_100:20220402163629j:image

 

先述のとおり長いこと放置に近い状態であったがゆえに、側面の種別表示器の破損や屋根の雨樋、車体の裾などの腐食が目立ちます。また屋根布も一部が剥がれてしまっています。やはり保存車はただ置いておくだけでなく、きちんと手入れをしないと動態の車両よりも劣化が著しくなるということがわかります。

この車両も本社併設の京急ミュージアムに保存されている230形のように、久里工で大規模な修繕を受けることができたら…なんて夢物語を考えてしまいました。

 

屋外の海に近いところでの保存ゆえに大変なところがありますが、これからも大切にされていくといいですね。

 

関連リンク:デハ601&デハ1052保存会兼用活動ブログ

デハ601&デハ1052保存会兼用活動ブログ