都営地下鉄開通20周年記念乗車券

今回の切符これくしょんは、都営地下鉄開通20周年記念乗車券を紹介します。

都営地下鉄は1960年に1号線(現在の1号浅草線)押上~浅草橋間が開通したのをきっかけに徐々に路線を伸ばしていきました。

この乗車券は開通20周年を迎え、3路線まで成長した当時の都営線の様子をうかがう事が出来ます。

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切符が入る袋には20周年記念ヘッドマークを付けた浅草線の5000形を中心に、まだ前面に帯がなかったころの三田線6000形と、新宿線10-000形の写真が使われています。

中を開けると中つり広告でおなじみの週刊誌の広告が入っているのが都営らしくて面白いです。広告のレーガンだの鈴木内閣だのといったワードに時代を感じますね。おめでたい乗車券であるにもかからわず、創○学会や密室殺人、ビニ本といった週刊誌が好きそうな不穏なワードが並んでいるのもどうかと思いますが…。

 

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乗車券は浅草線三田線新宿線のそれぞれが入った3枚組で、表面は車両の写真、裏面は路線の年表が書かれています。

表面の写真は同じ編成を方向幕だけ変えて、違う角度から写したものを使っているみたいです。そのため片方の側面が影で潰れてしまっています…。

この当時の新宿線東大島までしかできてなかったのですね。恐らく本八幡から先の千葉県営鉄道の計画も生きていたのかなと思います。また前面に帯がない三田線6000形も新鮮ですね。