“東京電車物語”を振り返る

タイトルからして何かしらのアニメやラノベの類かと思われる方がいらっしゃったりしそうですが、そのようなものではありませんw

今から遡ること15年前くらいに、入浴剤付のチョロQとしてうられていたもので、現在改めて見ると懐かしさに浸れるアイテムなのです。

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シンプルなデザインの箱を開けると、小さくデフォルメされた2002年現在における2-2-2の通勤電車のチョロQと入浴剤が入っており、集めるのを楽しみにしていました。

表向のラインナップは2-2-2の通勤電車なのですが、シークレットとは別枠の裏シークレットラインナップとして機関車があり、中には関東エリアに関係のないキハ22まであったそうで……

とりあえず一つ一つ紹介していくと話が長くなりそうなので、形式ごとにざっくり見ていこうかと思います。

 

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まずは当時のE電のベテラン、201系です。

チョロQでは中央線が2種と総武線がラインナップされ、このうち中央線の快速仕様はシークレットです。

当時は総武線で活躍していたミツ区の車両が、青梅・五日市線京葉線へ転属していたので、黄色い201系は見納めになりつつあった頃になります。

 

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続いて今現在首都圏からの完全撤退が秒読みになりつつある205系です。武蔵野線から撤退した後も残る鶴見線南武支線も、状況次第でいつまで安泰なのかわからないですね。

チョロQでは山手線、総武線埼京線南武線横浜線武蔵野線京葉線と7線区もラインナップされています。

当時は山手線や総武線から他線区への大規模転属が始まったばかりで、どの車両がどこへ移るのか見ていて楽しかったのではと思います。

ラインナップもそれを表しているかのようで、南武線京葉線は山手線から、武蔵野線総武線から転属した車両をモチーフにしています。

 

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最後に第1世代および第2世代“走ルンです”です。

チョロQでは209系が京浜東北線南武線、川越・八高線、E501系常磐線E217系横須賀線E231系総武線と近郊型がラインナップされています。

当時は209系もE501系もE217系E231系も第一線でバリバリの現役で、首都圏の新たなE電の顔になりつつあった頃になります。今では209系の房総地区へ転用されたものが、あと数年以内には廃車されそうですし、E501系は相変わらず先行きが怪しくなってますし、E217系E235系による置き換えが発表されたため、あと5年前後で第1世代の走ルンですとは701系E127系を除いてお別れになるのかもしれません。E231系総武線で活躍していたミツ区の車両が、このチョロQの発売された当時の205系のように各所へ転属し、近郊型のE231系E235系の導入によって地方へ転属することが示唆されているみたいで……。

どうでもいいですが、E231系近郊型の行先が、当時開業したばかりの湘新になっている辺りに時代を感じてしまいます…。今ならもれなくUTL辺りになってそうなところですね。またこれは推論ですが、このチョロQが企画された段階では、まだ山手線のガチャピンことE231系500番代が計画中で公表されていなかったため、シークレットを含めたラインナップには入っていないのかと思います。今ならば確実に入ってそうですよね。

 

以上、部屋の片隅から出てきた懐かしいチョロQのお話でした。