かつて長野電鉄はソノシート(ビニール製のレコード)と一体になった乗車券を発行していたことはご存知ですか?
今回紹介するのは、そんな面白い乗車券です。
まずは第1弾として発売されたものです。
第1弾は創立50周年記念として発行されたもので、特製の小さな封筒に入れられています。
券面の表面には都住~桜沢間を走行する165系の写真が用いられ、それがソノシートとなっています。裏面には国鉄からの直通列車の簡単な歴史が記されております。
収録されている音声は屋代から雨宮を通過するまでのもので、封筒には録音された区間の詳細が記されています。この当時は河東線でタブレットを使っていたので、それを交換する際の様子も収録されているみたいです。
第2弾は全線開通50周年を記念して発行されました。
前作よりサイズが大きくなり、大きな封筒状の入れ物に入っています。そこには50年間の歴史と録音された音声の詳細が記されているほか、沿線の栗菓子屋の広告が入っています。
ソノシートとなっている券面には2000系D編成と0系OSカーの写真があしらわれており、前作とは違って自社車両の音が収録されていることを表しているみたいです。
収録された音源は吊り掛け駆動車をはじめ、自社発注のWNドライブ車や、元東急の直角カルダン駆動車といった音鉄大歓喜なものですが、あいにく手元に再生できる機器類が一切存在しないので、録音して動画に編集して公開…なんていうことも出来ません…(泣)
せっかくの貴重な音源なので、一度はどんなものか聞いてみたいですね。