今回の切符これくしょんは、「成田空港新線開業1周年記念乗車券」を紹介いたします。
皆さんご存知の通り、この当時の京成は成田空港ターミナル内への乗り入れを却下された影響で、現在の東成田駅を成田空港駅としたうえで空港乗り入れを開始し、駅から空港ターミナルビルの間は成田空港交通の路線バスを用いて連絡するという形を採っていました。
今回の乗車券はそんな時代に発券されたものになります。
入れ物はこのような感じになっています。
表は初代AE車の写真が使われており、裏面はブラウン地に京成の社紋が入ったシンプルなものになっています。
乗車券は3枚組になっていて、うち1枚は上野~成田空港間の往復乗車券、もう1枚は小人用片道乗車券、それに連絡路線バスの乗車券が封入されています。
このほかに前面に発券された空港線開業記念乗車券が'78年切符大賞を受賞した旨を知らせるビラが付属しています。
往復乗車券の券面には当時のスカイライナーの時刻表が記されており、当時から本数を多めに揃えて利便性をアピールしているのが面白いですね。
バスの乗車券の写真に写っている三菱ふそうのブルドッグですが、現在は長野県の菅平で農家の倉庫として現存しているらしく、いつかは実見したいものです…。
今回は以上です。