赤い電車(an-rail) 長野電鉄2500系

前回の記事で次はクジラのL編成を紹介すると書きましたが、なんやかんやで急遽赤い電車のan-railというブランドで発売された、アカガエルこと長野電鉄2500系を紹介したいと思います。

赤い電車のan-railといえば、金型が共用されていたりポテポテのボディだったりで、あまり良い印象はしないのですが…

 

 

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画像のように一手間加えるだけで、左に並べた鉄コレとほぼ遜色ないレベルにできるのです。

また動力も、アルモデルから発売されたクッソ高いのを用いることなく鉄コレ動力でも十分取り付けられるので、その方法もお話したいと思います。

 

まずは加工が比較的簡単なクハ2550から

 

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アカガエルの実車は台車の改造で所謂シャコタン化されているのが特徴なので、ガラスの一部を削って床板を引っ込ませるようにしました。

台車は製品付属のものを流用し、ピポットを太めのピンバイスで拡張した上で余っていたKATOの銀車輪を取り付けました。さらにそのままでは軽すぎるので、床板にGMのエコノミーキット付属のウエイトを接着しました。

カプラーはTNカプラーを取り付けたのですが、そのままでは色々干渉して取り付けられないので、写真のように干渉する箇所を切り飛ばしてバネを殺した上で、ゴム系接着剤で接着しました。

 

続いて難しい加工のモハ2500

 

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まずは鉄コレ動力のTM-08RとTM-07Rを用意するところから始まります。要はアカガエルの履く台車(TS-301)のホイルベースが長いので、鉄コレ動力の台車を交換することでそれをどうにかしようというわけです。

双方の動力で使用しているギアも異なるのと、アカガエルにもΦ5.6の車輪を使いたいため、慣れない方にはかなりの難工事になるかと思います…が、文章で説明するとかなりややこしくなると思うので、詳細はまた別の機会でお話いたします…。

台車枠はGMのコアレス動力用のものをグレーに塗装した上で取り付けました。また床下機器は、デフォルトのものを思い切り削ってから取り付けました*1

以上、実車同様の大掛かりな改造を施した動力ユニットですが、やはりそのままでは取り付けられないので、ガラスを大幅に削った上で、動力の干渉する箇所も大幅に削ってから両面テープで固定します。

カプラーはTNカプラーがスペーサーに直接取り付けられるので、素直に取り付けましょう。

 

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多くの方が所有していらっしゃると思われる前面の赤色の面積が大きい編成は、C1編成とC10編成の2本だけなので、付属の車番ステッカーのC2編成は使いたくても使えないことになります。そのため車番は、GMの東急や伊豆急の車番が収録されたインレタから1字ずつ拾って転写しました。前面へ転写するのはかなり難しいので、透明なステッカーに転写してから、それを貼り付けた方が簡単であるかと思います。

先述の通り金型が共用されている関係で、実車にはない尾灯のモールドがありますが、削った上でガンダムマーカーの赤で塗装しましょう。タイフォンも同様に塗装してから取り付けましょう。

先述の通り、この塗装のタイプの編成はC1編成とC10編成の2本だけなので、もしC10編成を作りたい場合は左のようにKATOのジャンパ線AssyからKE75を取り付けましょう。大体の位置にΦ0.8くらいの穴を開け、ゴム系接着剤で接着すればそれっぽくなります。

パンタグラフには、KATOの汎用品のPS16Aを用いています。

 

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最後に側面の戸袋窓ですが、C1編成は塗装、C10編成はアルミサッシと異なるので、もしC1編成を作りたい場合は戸袋窓のサッシを赤で塗りましょう(下に置いてあるヤツ)。

以上の加工を行えば、鉄コレとほぼ遜色ないレベルまで近づけると思います。

 

最後に加工したものを1編成ずつ紹介しておしまいにしたいと思います。

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C1編成 クハ5155+デハ5035→クハ2551+モハ2501

この編成のクハは2600系T1編成のモハ2611と共に、本格的な譲渡に先立つ仮編成として入線しました。編成番号が奇数なので、4連を組むときは必ず長野方に連結されます。

廃車後は何故か綿内駅構内に放置されていたものの、結局はモハ1501と共に解体されてしまいました。

 

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C10編成 クハ5160(デハ5016)+デハ5015→クハ2560+モハ2510

現在も須坂長野東インター(井上駅跡地)付近にある、トレインギャラリーNAGANOにて静態保存されている編成です。編成番号が偶数なので、4連を組むときは必ず湯田中方に連結されます。

かなり前の記事で述べた通り、長電入りしたアオガエルのうちデハを電装解除した車両については、東急番号をクハ5150のものへ振り直した上で入線しているらしく、恐らく書類上そのようになっているものと考えられます。

*1:そのため床下機器の形状は実物と大きく異なる