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東武博物館の保存車

先日は久々に東武博物館へ行ってきました。

東武博物館は「交通と文化の東武博物館」をキャッチコピーとし、1989年に東武鉄道創立90周年を記念して東向島駅の高架下に建てられた博物館です。開館前は葛生や東武動物公園、更には業平橋などのヤード跡地に設立したうえで、本線と接続することで車両の展示入替を柔軟にする計画があったものの、都心側に近くちょうどよい場所ということで現在地に落ち着いたのだそうです。

 

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入ってすぐのエントランスには、B1形蒸気機関車の5号機が展示されています。

東武鉄道創業時に用いられた機関車のうちの1両で、イギリス・ベイヤーピーコック社製のものです。

保存にあたり登場時の姿に戻されたのと、動態保存の計画があったらしいことから、とても美しい状態です。また車輪を動かしたり汽笛を鳴らしたりできるので、近付くと油の匂いがします。

 

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その隣にはデハ1形デハ5号が保存されています。

こちらも東武最初の電車ということで保存されており、一部は運輸省より63系割当の見返りとして新潟交通などへ供出されたり、客車化されて熊谷線や矢板線などで使用されたりしていました。

このデハ5号は西新井工場の入換動車として用いられていたものを、登場時の姿に復元したものです。

 

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小学校に面した中庭にも2両が保存されています。

こちらはED100形ED101号で、東武最初の電気機関車として保存されています。

本来であれば開館当初から保存する計画があったものの、当時所有していた近江鉄道が保存を見込んでいたことから返還を拒否したらしく、2009年のリニューアルまで保存は見送られてしまいました。


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その隣には5700系モハ5701号が保存されています。

5700系は東武が戦後に生み出した特急車両で、A編成とB編成と呼ばれるグループは片方の先頭車が湘南顔に近い2枚窓の前面デザインを採用したことで、「ねこヒゲ」のあだ名がありました。

のちに貫通型前面へ改造されてからも優等運用に使われたものの、平成3年ごろに引退しました。この5701Fだけは廃車後も保管されていたのですが、保存場所の関係でモハ5701号を残して解体されてしまいました…。


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その傍らにはモハ5701号の復元に用いた前頭部の金型もあります。

 

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なお館内にはアルナ工機で保存されていた5700系モハ5703号の前頭部も保存されています。こちらの胴体および相方のクハ703号は、埼玉県内のレストラン「マスタード・シード」にて保存されています。

 

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こちらはED5010形ED5015号です。

ED101号が保存できなかった代替として、ED5000形以降に造られた東武電気機関車の代表として保存されております。現在は横に資材置き場があるため、全体を綺麗に見ることが難しくなってしまいました。


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その横には明智平ロープウェイの搬器と日産ディーゼル製キャブオーバーバスも展示されています。

 

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台車は3台が保存されており、3000系で用いたものと8000系8101Fのもの、鬼怒川線の前身である下野電気鉄道→銚子電気鉄道で用いていたものがあります。


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無蓋貨車トキ1形を短縮したものも保存されています。


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屋外の公道に面した側には1720型モハ1721号のカットモデルが保存されています。

場所の関係からこのような状態になってしまったのだそうで…。


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台車は200型へ流用されたため、元々履いていた2000系のものが取り付けられています。


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館内からの入口にはライトユニットの展示もあります。


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車内はこのような感じです。

実際に座ってみると、広々としたシートピッチが快適でいいですね。


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その隣にいる日光軌道線用の連節車・200形です。

100形をそのまま連節車にしたような見た目が特徴です。


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こちらも館内から車内に入ることができます。

クラシカルな感じがいいですね。


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最後に博物館から少し歩いた水戸街道沿いに置かれているB1形蒸気機関車の6号機です。

こちらも5号機関車同様のベイヤーピーコック社製で、廃車時の姿で保存されています。

 

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この他、館内には路線バスのシミュレータの筐体として、日野RE120のカットモデルが置いてあります。

前頭部をかなり複雑にカットしてあるらしく、近付いて見ると前面方向幕が下半分だけ残されていました。

 

以上、東武博物館の保存社の紹介でした。