今回の切符これくしょんは、「空港線大形車運転開始記念乗車券」を紹介いたします。
かつての京急空港線は空港島に乗り入れておらず、穴守地区へのローカル輸送専門路線としての利用がメインであり、近代化からも立ち遅れていたらしいです。そのため電車も16mの230形が主力として活躍していたところ、1976年の改良工事を以ってより大きい18m車の入線が可能となり、現在へ至っています。
入れ物は青の2色印刷というシンプルなデザインで、現在の駅名表の意匠に通じるものがありますね。
乗車券は3枚組で、これまで使用されていた230形と、新たに運用を開始した400形がメインで取り上げられています。
裏には車両側面の図面が載っており、うち2枚が230形で1枚は400形です。
皆様ご存知の通り、当時の空港線の羽田空港駅は海老取川を挟んだ対岸に位置するため、空港にない空港駅ということでアクセスには至極不便な状態だったそうです…。なので3枚目の空港に停泊するJALのジャンボジェットと400形の写真はイメージということになるのでしょうか…。今と異なるおおらかな時代だったことを感じますね。
今回は以上です。