鶴見線乗車記

本日はお休みだったので、この機にと思い立って鶴見線を乗りに行くことにしました。

今回は完乗が目的なので、大川支線の列車が走る夕方を狙って行くことにしました。

まずは鶴見駅まで移動してから、この駅まで歩いて行ってみました。

 

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コレをご覧になるような方ならお分かりですかね…(笑)

都会のエアポケットこと国道駅です。

乗りたい電車までえらく時間があったので、歩いて訪問することにしました。

 

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1国側の入口横には、先の大戦における米軍の機銃掃射を受けた跡が残ります。

 

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中はこんな感じです。

聞いたところによれば、かつての鶴見臨港鐡道時代より商店街があったらしく、その痕跡がところどころに見受けられました。今でいうところの駅ナカでしょうか。戦前からそのような取り組みをしていたのは、他に地下鉄銀座線の前身の一つである東京地下鐡道くらいなので、割と先進的な感じがしますね。

4枚目は有名な居酒屋「国道下」です。

現在は営業を休止してしまっているそうで…。ここの焼き鳥やおでんは大層おいしかったのだそうですね。


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改札口には出札所跡と思しきものがありました。

現在は無人駅でも、かつては人がいたんですねぇ…。京成の博物館動物園駅に近いものを感じます。


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階段を昇ると謎の連絡通路が現れます。

どうやら開業時は扇町方面と鶴見方面とで改札が別だったらしく、居酒屋の隣の壁に鶴見方面の改札があったのだそうです。それがいつからかひとつの改札にまとめられ、現在に至っているみたいです。

鶴見方ホームを降りたところをよく見ると、何かを塞いだような感じがしました。


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連絡通路から見下ろすとこんな感じです。

 

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そしてこちらがホームです。

やってきたのは205系1100番代ナハT13編成です。

これももうじきE131系あたりの新車へと、置き換えられてしまうのでしょうかね。

 

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そして鶴見駅から折り返してきたナハT13編成が武蔵白石行きだったので、とりあえずそこまで行きました。


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とりあえずなんちゃって形式写真を撮ってみました。

改造車ながら、コンパクトにまとまった感じがいいですね。

なおこの車両は中間に挟まるモハ205形のみ0番代のままで、両端の先頭車のみ1100番代を名乗ります。またクハの種車はハエ区のサハであるのに対し、クモハとモハの種車はヤテ区のモハユニットが種車であることから、ドア窓の大きさが異なるというケヨ区のケヨM編成を彷彿とさせる仕様になっています。


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背後にそびえ立つ鶴見臨港鐡道からのものと思われる、送電線の鉄塔を兼ねた背の高い架線柱がいいですね。


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車体のあちこちには改造前の面影がありました…。

 

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…と、ここで急に雨が降り出して天候が崩れ出しました…orz

ひとまず扇町行きのナハT14編成が来たので乗って終点を目指します。

ちなみにこの編成はトミーテック鉄道コレクションで模型化されたものなのだそうです。


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扇町駅で精算しようとしたら、改札にヌッコがいるのを発見しました。

かわいいのでつい見入ってしまい、危うく乗り遅れるところでした(笑)


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構内にはJR貨物の詰所もあり、トワイライトゾーンな感じを醸しています。


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続いてここから安善へと戻り、海芝浦駅を目指します。

 

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安全駅に着く頃には大雨になっていました…orz

海芝浦まではナハT11編成に乗っていきました。


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そして海芝浦駅です。

海沿いの駅なので雨がめちゃんこ強く、ホームに水溜りが出来ていたのに気付かず、靴もぬれてしまい余計に萎えましたorz

構内には海芝公園もありますが、この天気なので行かずに精算したらそのまま急いで電車に戻りました()

なお同じ電に乗車していた親子連れが折り返し乗車を画策していたらしく、車掌が放送で注意喚起していたのが印象的でした。不正乗車ダメゼッタイ!(迫真)

 

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その後、雨宿りがてら鶴見駅に戻り、そこであらためて精算してから大川行きに乗りました。

本日2回目のナハT14編成です。


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鶴見駅を出てすぐのところに残る本山駅跡地です。

東海道本線を越える橋梁の手前に存在し、線路が不自然な感じに広がっているところに駅の名残を感じます。

 

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続いてこちらは武蔵白石駅の大川支線ホーム跡地です。

首都圏最後の営業用に用いられる旧型国電として有名だった、クモハ12形50番代の置き換えに当たり、103系が入線する際の支障となることから撤去されたもので、当時の名残を感じられるものは残っておりません。

鉄道における建築限界って割とシビアなんだなぁと改めて感じました。


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そしてこちらが大川駅の構内です。

着く頃には雨が上がっていました。

かつてはここから専用線が多々分岐していたものの、現在は使用されていないことから草ボーボーのだだっ広い構内が広がるという空間と化しています。

 

鶴見線は短いながらも見所がたくさんの路線なので、次に訪問する際は色々とゆっくり見て回りたいものです。