バスコレクション 長電バス(長野-東京線60周年記念)2台セット+@

本日は友人と遊びに行くついでに模型屋でこちらを買ってみました。

 

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昨日だか一昨日に発売されたばかりの「バスコレクション 長電バス(長野-東京線60周年記念)2台セットと、その事実上の姉妹品である「東急バス(創立30周年記念)2台セット」です。

かつて長電バスと東急バスは東京-長野間の特急バスを共同運行していた経緯からできた企画で、いずれも一般路線車とセレガーラの2両が封入されています。

 

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箱の裏側はこんな感じで、各々の解説が載っているのもこれまでのセットと同様です。

以下、開封の簡単なレビューです。

 

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まず長電バスセットですが、今回の目玉はなんと言っても東急カラーのままである、日野ブルーリボンⅡ(PJ-KV234L1)の1839号車です。

走ルンですが長野にいた頃はKC-規制車が多々移籍していたのですが、2022年1月現在においてはPJ-規制車が多々移籍しているうえ、状態不良なKC-規制車の廃車まで出ています。無惨にも時の流れは早いですね。

前面や側面の記念マークをはじめ、長電の社紋もきれいに印刷されています。

行先は[61]長野駅と、浅川西条線のものが印刷されています。これは長野駅を出て市街地からちょっと離れた浅川団地までを結ぶ路線で、走ルンですの住んでいた家と通っていた高校の裏を走っていたことから、実際に何度か利用したことがあるものです。

ニューエアロスターの1841号車が選定されなかったのは金型の都合からでしょうか。

 

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こちらは日野セレガ(PJG-RU1ESAA)の695号車です。特急車なので、それ専用の長電バスカラーを纏っています。

残念ながら現車は模型の発売前に引退してしまったそうです*1

行先は池袋行のもので、現在はアルピコ交通や西武バスと共同運行をしているものです。走ルンですはよく池袋の日ノ出通りで待機する長電バスの特急車を仕事中に見かけます。

こちらの印刷も破綻などはなく、とても綺麗です。

 

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東急バスのセットは三菱ふそうエアロスターのNJ1986号車といすゞガーラのNI3841号車の2両が封入されています。

ガーラのマーキュリーカラーがかっこいいですね。

エアロスターもなかなか素敵です。

 

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折角なので過去に発売された長電バスの路線車と並べてみました。

長電バスはこれまでに日野ブルーリボンの2265号車と日野レインボーHRの145号車が発売されており、いずれも裾にグレーの入った正式な長電バスカラーの車両です*2

長電バスはデザインは変われど赤い塗装に強いこだわりを持つ事業者で、昭和27年にライバル関係にあった川中島自動車*3との差別化を図るために採用したのをきっかけに現在に至るまで赤い塗装を維持しています。日野ブルーリボンのサンプル車が纏っていた「ブルーリボンカラー*4」を採用した際も、下半分をクリーム地に赤いストライプにアレンジするなどして、自社のカラーを押し出していたくらいです。さらに昭和40年代には0系OSカーの登場に合わせて電車のリンゴ色への塗り替えが始まったことで、当時としては珍しい「鉄道車両とバス車両の塗装が同一の事業者」として、持ち前の先進性を発揮していました。

東急バスカラーも銀色に赤い帯の意匠が3500/3600系8500系などのステンレス車に通じるので、案外長電バスの中に溶け込んでいますね。

 

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某変態糞土方のふるさとを走る自称・日本最低のバス事業者曰く、長電バスは日本最高とのことで、とりあえず並べてみました。

長電バスの営業エリアは政令指定都市ではなく、人口が希薄で雪深い信州の寒村であり、折からの燃料価格の高騰も合わさって非常厳しい状態なので、単に運賃面から貶すのはどうもお門違いな気がしてなりません…。

 

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⁇「黙って聞いてりゃウチのこと乏しめやがってふざけんなゴルァ‼︎」

 

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東急バスの新エアロスターは、一昨年発売されたオリジナルバスセット第6弾にM1561号車が封入されていたので、今回のと比較して見ました。

前回のM1561号車は長尺なのに対し、今回のNJ1986号車は標準尺なので車体長が異なるほか、行先も3色LEDかフルカラーLEDかといった差があります。

東急バスはこれまでに積極的に通常品やオリジナルセットで製品化を推し進めているので、歴代の車両をコレクションして楽しみたいですね。

 

今回は以上です。

*1:走ルンです自体が高速車や貸切車には疎いのでこの辺の詳細は不明

*2:さらに正確にいうと屋根にもグレーの模様が入るが、これらの車両では省略されている

*3:川中島バスを経て現在のアルピコ交通長野支社

*4:国際興業グループの高速・貸切車や富山地鉄バスの旧塗装などに採用されたサンプルカーの色