「てっぱく」の気になるところ

本日は誕生日ということで、休みを取って鉄道博物館へ行ってきました。

その際に色々見てきて気になったものを色々挙げていきたいと思います。

 

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まず入口に鎮座するD51 426のカットモデルですが、前面梁に付けられた小さな銘板には、鉄道100周年記念に、あの國鐵廣嶋で製作された旨が書かれていましたw

交通博物館からずっとシンボルとして鎮座していたコレが、まさか國鐵廣嶋謹製だったとは…w

 

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こちらは松本電鉄アルピコ交通ハニフ1号です。

特に変哲もない状態ですが、小学生の頃に親と新村車庫へ見学に行った思い出のある車両なのです。

当時は車内に入れたので客室や荷物室を見学したり、お土産にコレとED301の資料を頂いたり、青ガエルの車内を見せて頂いたりと、至れり尽くせりの楽しい時間だったのを覚えております。

 

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こちらは101系クモハ101-902号の前に鎮座するDT24形台車ですが、皆様ご存知の通り手前のマスコンブレーキ弁を操作することで、実際に動かすことができるようになっています。

改めて遊んでみたのですが、ブレーキ弁セルフラップ式ではないため、きれいにピタッと停止させるのがとても難しく感じます。きれいに停止させようとすると、少しずつじわじわ減速していくので、鉄道車両の制動距離の長さを感じることができました。

ご覧の皆様もそのことに意識して操作してみると、結構楽しいかもしれません(?

 

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そしてこちらが101系クモハ101-902号です。

どうせなら相方のクモハ100も一緒に残しておいて欲しかったというのはわがままでしょうか…。最短2連で組成できるからこそ、MM'ユニットをわかりやすく伝える教材として持ってこいだったのではないかと思います。


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車内は昔ながらの「こくでん」といった感じです。

THE BOOMの中央線が聴きたきなりました。

 

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こちらは原形窓を保つ半流線型の前頭部が美しい、41系クモハ40074号です。


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白熱灯の照らす車内は幻想的で、同じ41系の活躍していた夜の安曇野を走る大糸線に想いを馳せることができました。


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側面のATS表記はSn型以外不自然に抹消されていて中途半端さを感じます。


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こちらの運転台後の座席が撤去されていたのが謎でしたが、恐らく現役時代にP型ATSの筐体が置かれていた場所なのかなと思いました。

ご存知の方がいらしたらコメントでご教示いただけると幸いです。

 

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いつもと変わらない姿ですが、ゴハチパックことEF58形EF58 89号です。

上越形の凛々しい姿を今に伝える貴重な存在ゆえに、堂々たる存在感がかっこいいですね。

 

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ゼロロクことEF66形0番代のEF66 11号もカッコいいですね。


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コキ50000形コンテナ車は、幼い頃に北長野駅で飽きるほど見ていたのが懐かしいです…。

 

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485系のタイホンカバーの銘板を撮ってみました。

どうやら北海道電工というメーカーの製品なのだそうです。

 

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こちらは2階にある73系のモックアップです。

松本車両センターで用いられていたクモヤ90801号のものから作ったとのことで、同車は引退後に東京総合車両センター(大井工場)にて保管されていました。聞くところによれば、コレを元に63系や73系へと復元するつもりだったとのことですが、この一部を残して解体されてしまったのは残念でなりませんね…。

 

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新館に展示されている400系新幹線ですが、ノーズに新塗装の名残の緑色が残っていたのは気付きませんでした。


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妻面にある「山形ジェイア-ル直行特急保有株式会社」の銘板が面白いですねw

 

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新館4階の歴史ステーションには巨大な鉄道の歴史を描いた壁画がありますが、その中でもこちらの営団東西線5000系のイラストに違和感を感じた方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

実はコレ、よく見ると一旦営団日比谷線3000系として描かれたものを無理矢理5000系へと修正したもので、上から紙を継ぎ接ぎしているのが目を凝らすとお分かりいただけるかと思います。

 

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こちらはATSのイラストですが、国鉄で使用していたATSは赤信号直下で停止させる機能がないため、このままでは追突不可避です。

この当時のは地下鉄の打子式(機械式)ATSでしたら絶対に安全なんですけどね。

 

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地下鉄コーナーにある集電シューですが、昭和29年製とあるのでどの車両のものか気になっていたのですが、左側に「1701 2」と書かれた表記が残っていたので、銀座線1700形1701号車の2位側(?)のものということが判りました。

廃車時に取り外されたものが、当時の交通博物館に収蔵されたのでしょうか。

 

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窓口を模したコーナーにあった仙台のグリーンライナーの企画乗車券ですが、715系1000番代の「世を偲ぶ仮の顔」や「月光仮面」に当たるクハネ581形だった側を前にして描かれているのが面白く感じました。

やはりあの食パン顔は国鉄にとってもあまりいいものと感じていなかったのでしょうか…?


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こちらも窓口のコーナーで見つけた国鉄バスのポスターで、ハイウェイバスが滝に突っ込んでいますw


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走ルンですはコレを見るたびに、映画「新幹線大爆破」が無性に観たくなると同時に、宇津井健氏の「青木くん、新幹線を停めるんだ!」というセリフも脳内再生されます(w

 

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こちらは屋内から引き出されたDD13形のDD13 1号ですが、いたずら防止のためなのか開放てこが車体前梁に溶接されていました…。


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こちらはその隣に並べてあるキハ11形のキハ11 22です。

国鉄気動車一般色に塗られていますが、たらこ色こと首都圏色も捨て難く感じます。


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床下に装荷されたDMH17形エンジンですが、やはり素人が見ても古そうな設計であることがわかります…。


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そしてこちらが劣悪な乗り心地で有名なDT19形台車です。


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枕バネが本当に防振ゴムブロックで出来ています。


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制輪子は茨城交通湊線*1時代のレジンシューから鋳鉄シューへと交換されているみたいです。

 

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こちらはキッズコーナーに置かれた103系のカットモデルです。

1両丸々大宮総合車両センターに残していたのが開館に伴いカットモデルにされた挙句、リニューアルで子供のおもちゃ同然にされてしまいました。

同時期の私鉄の通勤形のようなハイスペックの高性能車とはいきませんが、国鉄国鉄による国鉄のための通勤形として、都市部の通勤輸送を支えた功労者が本当にこのような形で残されてよかったのだろうか…。私はそう思います。


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運転台に掲げられた京葉電車区時代の編成札。

スカイブルーを身に纏い、京葉線(ベイライン)の高架線をブンブン唸らせながら疾走する姿は、子供の頃の憧れだったのを思い出します。

車内の座席に腰掛けながらE.L.O.のTwilight*2を聴くと、あの頃の活躍を思い出させるタイムマシンのように思えました。Twilightが収録されたアルバム「タイム」はタイムトラベルをイメージしたものなので、それに絡めてこのままあの頃にタイムトラベルができたら…なんて考えてしまいました。

今にこの電車が正しい姿で大切に保存されることを願って止みません…。

 

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野外に置かれた183/189系は、湘南新宿ライナーと踊り子のヘッドマークを掲出していました。

もう一度車内でご飯を食べながら、妙高に乗ったことを思い出させる日が来てほしいと切に願っております…。

 

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最後に話題のMAXですが、鉄博にいるのはE1系M4編成のです。

いつかは新津のE4系にも会いに行きたいですね。

台車がガビガビに汚れたままなのが残念ですが…。

 

また訪問した際に気になったことがありましたら、このようにまとめてみたいと思います(笑)

*1:現在はひたちなか海浜鉄道

*2:ドラマ「電車男」のOPで使われたあの曲