画像フォルダより、2013年に開催されたアルピコ交通の「上高地線ふるさと鉄道まつり」に参加したときのものが出てきたのでお目にかけたいと思います。
コンデジで撮ったため見苦しい画像ですが、細かいところには目を瞑っていただけると幸いです…。
この当時は新村車庫構内に青ガエルこと5000系がまだ置いてあった頃で、ED30と合わせてそれなりに保存されていたのを覚えております。
このとき乗車したのは3000系3001Fで、前面には「渕東なぎさ」が描かれた特製のヘッドマークが掲出されていました。
この3000系は近々東武20000系20000型と20050型の混成部隊が種車の新車へと置き換えられてしまうことが決まっているため、また改めて再訪した際に乗車や撮影をしたいと思います。走ルンですが思うに、現在松本駅に留置されている旧塗装の3003Fが真っ先に廃車になるのでは、という気がしますが、どうなるかはまだ分からないですね…。
渕東なぎさのイラストも、現在は絵師さんが変わったりSDキャラが用いられたりで、こんな感じのはなかなか見れなくなってしまいましたね。
なぜか製造および改造銘板や運転台を撮影していました。
この運転台は京王6000系由来のもので、ワンマン化に伴う作業効率向上の一環として採用されたものだそうです。検討に当たっては当時京王重機北野工場内に置いてあった6000系の前頭部のカットボディを見学したことがきっかけであると、鉄道ピクトリアル’99年12月号ことNo.678号に書いてあったのですが、そのカットボディは今も残っているのでしょうかね…?*1
土着の百貨店である井上百貨店友の会のカバーがかかった吊革も、アルピコらしさを感じさせる一品です。
イベント会場である新村車庫が併設されている新村駅は、この当時建て替えの真っ最中で、筑摩電気鉄道の社紋が残る旧駅舎の横に新駅舎が建てられていました。
ただしまだ供用開始前であったため、実際の営業は旧駅舎で行われていました。
今は解体されて見れなくなってしまったのが残念ですね。
ホームからは現在は引退した保線モータカーTMC200形2000号機が見れました。
有名な軽トラ改造のレール運搬時に用いる後方監視車ですが、よくアルピコが自前で拵えたものと勘違いされる傾向があるみたいです。
実はこれは当時の松本電鉄がJRの大町保線区からレール運搬用のトロッコと共に譲り受けたもので、アルピコが自作したものではないのです。
会場内に展示されていたED30形電気機関車ED301号です。
側面に掲げられたBW&WHの銘板がかっこいいですね。
社名を記したMERのプレートが青地なのは紺色に塗られていた時代の名残でしょうか?
当時は松本営業所でタウンスニーカーとして用いられていた、元神戸交通振興のいすゞジャーニーの10725号車→97553号車も展示されていました。
のちに長野へと転属するとともに、前面のアルプちゃんが茶臼山動物園で飼育されているレッサーパンダの茶太郎に変更されると共に、愛称も茶太郎号となり長野駅と善光寺大門を結ぶ「びんずる号」として運用されていました。しかし今年の台風によって上高地線西松本駅付近で落橋した影響で、現在は再び松本へ戻ったうえで電車代行バスに使用されています。
洗浄線には旧塗装になるずっと前の3000系3003Fと、青ガエルこと5000系5005Fが置かれていました。
このうち3003Fは車内が鉄道グッズの販売会場として用いられていたみたいです。3001Fとは異なるデザインのヘッドマークがいいですね。
また5000系の車内も開放されていたため、自由に見学する事が出来たと記憶しています。
敷地外から奥の方に置いてある木造有蓋車の廃車体を撮影していました。
かなり傷んでいるのでいつ撤去されてもおかしくはなさそうですが、現在も残っているらしいので、保存車的な側面があるのかもしれません。
本格的な修理をするのも大変かと思いますが、これからも残してほしいものですね。