今回の切符これくしょんですが、先日都営浅草線と京成電車の直通20周年記念乗車券を入手できたため、それにちなんで去年発売された60周年記念乗車券と併せた2種類の記念乗車券を紹介したいと思います。
京成電車と都営浅草線は1960年12月に押上~浅草橋間で開始されたのを皮切りに、現在に至るまで相互直通運転を行っており、これは日本で初めて地下鉄と郊外電車の直鬱運転を行った事例として紹介されています。直通に当たっては、当時馬車軌やスコッチゲージと呼ばれる1372㎜を採用していた京成が全線に亘る改軌工事を行ったうえでのこととなったため、かなりの大工事を経ての直通となりました。
前置きはここまでに、まずは直通20周年記念乗車券から見ていきましょう。
入れ物はこのような感じで、開けると京成旧3000形と都営5000形のイラストが登場します。
この乗車券は京成単独のもので、後の60周年記念のように都営は関係していません。
乗車券は5枚組で、旧3000形と5000形のイラストや改軌工事の様子が紹介されています。
裏面にはそれぞれのイラストや写真の解説が載っており、ちょっとした読み物として見るのも楽しいです。
続いて60周年記念乗車券です。
こちらは京成・都営の2社局共同で発券されたもので、ブックレット型のホルダーに4枚の乗車券が収められており、車両は現在の最新鋭である京成新3150形と都営5500形の写真が使われています。
相互直通に係る年表も書かれているので、こちらもちょっとした読み物として楽しめるようになっています。
またこちらには新旧車両をモチーフにした特製のポストカードが2枚ずつ付属しているのが特徴です。最近の記念乗車券はポストカードやステッカーといったオマケを同封する形態が増えましたね…。
記念券の類は、このように時代を超えて比較して楽しめるのが面白いなと思います。
今回は以上です。