端末の画像フォルダより、2017年10月に東京大学柏の葉キャンパスの公開で見学した、東京地下鉄01系のクハ01-630号車の画像が出てきたので、記録がてらお目にかけたいと思います。
現車は西千葉キャンパスから移転した交通ラボ内の実験線にて、実験車両として活用されています。
当日東大の方に伺った話によると、皆様がご存知の通り01系の浅草方先頭車に当たる01-6**はCT2車、つまりクハになるため、移動の際は人力で行なっているとのことでした。ただし実験によっては、自走できるようにする可能性もあると仰っていたので、もしかするといつかは自走する日が来るのかもしれません(?
前照灯や尾灯は外部電源を用いて点灯していたほか、独特のダブルホーンの音色も聴こえたので、恐らく外部からエアを送り込んで吹鳴できるようにしているのかもしれません。この辺はお伺いしていないので、またの機会があれば質問してみようと思います。
当然ですが、営業中には見られなかった妻面も見ることができます。
せっかくなので、模型に使えそうな写真を何枚か撮影してみました。
警笛は運転台下の枕木方向に取り付けてあるので、はっきりと見える位置にないのが面白いですね。
車内や運転台は現役当時のままで、廃品即売会で3000円くらいで売られていたマップ式の表示器が懐かしいですね。
運転台にはこの車両が紹介されている鉄ピクが置いてありました(笑)
台車は交換されずにオリジナルのものを維持しています。
銀座線や丸ノ内線の連結器といえば、このトムリンソン連結器でしょうか。
登場からしばらくの間は下に電気連結器を装備していたため、その固定用のビスを通す穴が残っているのがお分かりいただけますでしょうか?
こちらは交通ラボが西千葉に所在したときからある、関西私鉄の電車で用いられていた台車です。
京阪をはじめ、南海や阪急のミンデン台車やパイオニア台車などが実験に用いられていました。
他にもスポーク車輪や、座席配置を検討するための車体モックアップもありました。
なおこの他にもバスヲタの教授がとりあえず引き取ったと噂されていた、元都営バスのいすゞキュービック*1も西千葉キャンパスに置いてありましたが、移転時にNPO法人バス保存会は譲渡されたらしく、現在は茨城県某所にて保管されているのは有名な話ですね(?
*1:都02系統専用車のP-LV214K:G-P272号車