本日は実家へ帰省したついでに、諏訪湖畔に保存されているD51を見てきました。
こちらは独特の形をしたデフレクタが特徴のD51 824です。
毎年冬には電飾が取り付けられるのが地元では有名で、幼い頃以来の再訪となりました。
上諏訪機関区に配置されていたことから長工形集煙装置を取り付けていたのですが、現在は外されて無造作に放置されています。
今回訪れてみて気付いたのですが、解放テコや空気管の栓が固着せずにちゃんと稼働する状態であったのには驚きました。このような静態保存機は大体がサビで固着してるので、ここまで状態が良さげなのは珍しいと思います。
こちらが放置された集煙装置と解説板です。
スマホのカメラに防塵フィルムを貼り付けているので、太陽光が反射してしまいました…。
テンダの中には灰掻き棒が残っていました。
このような付属品が紛失せずにちゃんと残っている静態保存機というのも、なかなかいないのではないでしょうか。
夕陽を浴びて中々の男前ですね!
続いてこちらはD51 349号機です。
一見すると綺麗に見えますが、所々錆び付いていたり蜘蛛の巣が張ってたりと、実際は案外草臥れています…。枕木も腐食しているので、安全面の問題も見受けられました。
また824号機とは異なり、連結器も錆び付いてほぼ不動産と化しておりました。一刻も早い修復が求められますね。
この機関車は北海道で使われていたことがあったので、北海道形特有の切り詰めデフを装備しています。また上諏訪機関区時代に取り付けられた煙突である、ギースルエジェクタも特徴的です。
機関士側の側面にはタブレットキャッチャーやバタフライスクリーンが残っているのも見所でしょう。
説明板は判読不能なまでに劣化しています…。
鋭角なスノープロウも北海道形らしくてかっこいいですね!