先日Twitterを閲覧していると、モデルアイコンの公式垢にこのようなツイートがあるのを発見しました。
6年ほど前に寄稿した記事ですが
レール磨きは「絶対的自信をもって」この方法を推勧めしております。
「1000番とか2000番、砂消しとかで磨いているのは却って汚れを固着させる下地を作っているようなものです」
クリーニング液も、この記事のように下地を作ってから使うと効果満点です。 pic.twitter.com/W25QIIAJnn
鉄道模型のレールを研磨するものといえば、古くから砂消しゴムや#1000のヤスリ等が挙げられます。
しかしそれだとレールに微妙なキズが出来てしまい、そこにまた汚れが詰まって集電不良になる悪循環が出来てしまうとのことです…。
そこでwaveから発売されている「ヤスリスティック」のフィニッシュを用いると、細かい目で研磨することでキズがほぼ無くなり、汚れが付着しにくくなったり走行性能が向上するらしいです。
…というわけで、早速秋淀で購入したもので実験してみました。
写真は使用後のものになります。
軽い力でサラサラと研磨するだけでこのようになりますが、これはレールのスパークによる汚れではなく、単なる金属を研磨した際に発生する削りカスですので、お間違いなく…(?)
まずは緑色の面でサーっと研磨したら、裏の白色の面で仕上げをするだけで完了です。自分は作業後に微妙に残った細かい削りカスを、無水エタノールを浸した綿棒で拭き取っていますが、磨いた直後に余計な汚れを付けないためにも何かしらの手段で拭き取った方が綺麗になるかと思います。
磨いてから試走する車両は、塗り替えのために出してあった鉄コレの都電7000形更新車です。個人的に鉄コレの路面電車用動力は、どうも走行性能がイマイチな印象が強いです。そこで徹底的に研磨したレールの上を走らせたらどうなるのか、試してみました。
こんな超スロースピードでも安定して走るので、ヤスリスティックフィニッシュでレールを研磨するとかなり調子がいいですね〜 pic.twitter.com/xFom9GyDNm
右の黄色いマスキングテープを貼ったのが研磨したもの、左の何もないのが買ってそのままのものです。
路面電車といえばゆっくりゆっくり走るので、パワーパックのメモリを動き出すか出さないかのところに入れてから走らせました。
右側に在線しているときは逆転器を中立から前後方向に動かしただけでスムーズに動くとともに、途中で急なエンド交換をしても止まることなく動きました。そしてそのまま左側へ入ると少し走ったところで自然停止してしまいました。
今回比較したのは買ってそのままのものですが、コレが部屋の片隅で長いこと放置していたものとなると、入線した瞬間に自然停止することが考えられるので、ちょっと研磨するだけでも効果は抜群です。
以上のことから、ヤスリスティックで表面に出来た細かいキズを取り除くだけでも集電不良になりがちな車両がスムーズに走るので、本当に自信を持ってオススメできるのがわかりました。
使った後はクリームクレンザーを少し手に取って洗うと、付着した削りカスがほとんどきれいに落ちました。
これならある程度繰り返し使えるので、お財布にも優しいですね(笑)
皆様も是非試してみてはいかがでしょうか?