プルパックカー「ドライブタウン」の長電バス

信州人の(元)よい子なら誰でも一度はこう思ったことでしょう…地元のバスのおもちゃがない!と。

確かに現在はトミーテックのバスコレクションから信州のバス事業者の車両たちが多々製品化されていますが、「大人のオモチャ」故によい子が遊ぶのには不適すぎます…。かといってトミカからは限定品以外の製品化はされないため、普通に入手できません。さらに他のメーカーから販売されているバスのおもちゃも、信州のバスを模した製品が皆無です。

 

私も子供の頃はその悩みを抱えており、バスのおもちゃが欲しくても欲しいバス会社の車両がないという、非常にもどかしい幼年期を過ごしていました。

 

しかし今なら鉄道模型で身につけた技を元に塗り替えば作れるじゃないか!、ということで一つ作ってみることにしました。

 

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今回ベースにしたのは、マルカ株式会社から発売されている「ドライブタウン」の路線バスです。

デフォルトの状態ではステッカーが貼られて???な状態ですが、ひと思いにベリベリっと剥ぐと…

 

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ご覧のように、三菱ふそうニューエアロスターを模した型が出てきました。

ステッカーが貼られてるとわかりませんが、その下には彫りの深いカッコイイお顔が埋もれていたんですね〜。ちゃんと側面のウィンカーや車幅灯はもちろん、点検蓋やテールランプまでモールドされているので、デフォルメされたおもちゃとはいえ侮れません。

ちなみに今は亡き札幌市営バスが閉業記念に販売したプルバックカーも、コレと同じ型を使っていたみたいですね。その好みからなのか、北海道エリアのバス会社を中心に、一部のバス会社からオリジナルのドライブタウンも売られているみたいです。

…で、これをどうするのかというと

 

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かつて長電バス飯山営業所に在籍していた、ニューエアロスターの2281号車風にしたいと思います。

2281号車は三菱ふそうのサンプルカーを購入した車両で、長野駅から野沢温泉へ向かう急行バスにも投入されるという、長電バスにおけるワンロマ車は後にも先にもこの車両が唯一かと思います。

写真は2013年の3月頃に営業所の許可を得て撮影したものです。

 

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ひとまず窓周りを再塗装してから下地兼裾のグレーを吹き、その上からクリームと赤を塗ると…

 

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製作途中の様子を撮り忘れたので、いきなり完成した状態になりますw

ライトや窓の色は完成してから入れました。

現車とは大幅に異なりますが、まぁ雰囲気は出ているのでいいかなぁと思います…。ただしドアのストライプは、マスキングするズクがなかったので思い切って省略してしまいました((

次は方向幕なんかも作って貼ってあげたいですね。

 

ドライブタウン自体はそこまで高価なものではないので、長電バスにいるほかのニューエアロスターも作って遊びたくなります。