上田電鉄さようなら7200系記念入場券

今回の切符これくしょんは、上田電鉄さようなら7200系記念入場券を紹介いたします。

上田電鉄7200系は、まだ上田交通だった1993年に2連5本が入線し、長野県下の私鉄では初の全車が冷房車という当時としては画期的な装いで登場しました。当初はツーマンカーとして運用していたものの、のちにワンマン化改造が施されてからは、ワンマン化―として引退時まで運用しています。7200系はBUDD社のライセンスを受けて造られたオールステンレス車であったため、車体はさほど劣化していないものの、電装品に経年劣化が見られることから新車への代替が計画され、2008年より東急1000系及び1000N`系によって置き換えられました。

この入場券は、2008年度に置き換えられた7251F、7252F、7254Fの3本が引退することを記念したものです。

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入場券は3枚組で、表面は引退する各編成の写真が刷られておりますが、裏面は共通してデハ7200形の車両形式図が刷られています。これらの編成は丸窓電車をイメージしたまるまどりーむ号にはならず、7251Fと7252Fはツートンの帯を纏った姿、7254Fは帯のないほぼ東急時代の姿で活躍していました。引退後は7251Fが豊橋鉄道へ譲渡され、現在は1810Fとして活躍するほか、7252Fと7254Fのデハが東急車輛(現、J-trec)へ譲渡され、現在は牽引車として活躍しています。

 

今回は以上です。