第33回やまびこ国体記念乗車券

今回の切符これくしょんは、第33回やまびこ国体記念乗車券を紹介いたします。

「やまびこ国体」こと第33回国体は、1978年に長野県松本市で開催されたもので、招致にあたっては例によって例のごとく長野市と熾烈な争いを繰り広げ、オリンピックの開催は長野市でやることで決着をつけたそうです…w

このように我々(元)信州人にとって、長野市松本市の権力や勢力の争いは今に始まった話ではないため、日常茶飯事みたいなものなのですw

 

どうでもいい話はさておき、まずはいつも通りの入れ物から。

 

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入れ物には現実家の近所にある奈良井川橋梁を渡るモハ10の写真が使われています。

当時の上高地線の電車は、足回りは異なれど車体は全て同じ日車標準型という、京王3000系で統一された今と同様、変わり映えのない陣営です。

また裏面には簡単な沿線案内も載っています。

 

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乗車券はAからDまでの4枚組で、うち2枚は新村駅発券になっています。またこの当時は島々駅まで路線があったのですが、Aの乗車券は新島々駅発券になっています。

裏面には表面の写真の解説が載っており、この当時は新村車庫に保管されていたハニフ1も載っている他、退色しているものの海老茶色に塗られていた頃のED30形も紹介されています。ED30はのちに紺色に塗られてから、現在のぶどう色に落ち着いています。写真を見ると、現在保管されている元々アオガエルがいた留置線で撮影されていますね。

 

今回は以上です。