KATO 10-1590 郵便・荷物列車「東海道・山陽」後期編成

本日は発売されたばかりのバスコレとモジュールの材料を買いにアキバへ行ったのですが、そのついでにこんなものを買ってみました。

 

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こちらも発売されたばかりの、KATOの郵便・荷物列車セットです。単品のマニ44とマニ50も1両ずつ購入したうえで8両編成とし、カプラーをGMナックルへ交換しました。

セットは東海道山陽本線での荷物列車をイメージしていますが、個人的には(この編成で走っていたかどうかは兎も角)篠ノ井線の荷物列車として、EF64に牽かせて遊びたいなぁと考えております。

 

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今回発売されたものは、「後期編成」と銘打っている通り、国鉄末期に程近い頃に造られたマニ44とマニ50がメインです。

これらの車両は在来の旧型荷物車の置き換えに造られたものの、その殆どが国民から預かったカネをドブに捨てるかの如く、10年も満たないうちに屑鉄と化したり、国のカネで造った大きな倉庫として民間へ転売されました。酷いものには1回も検査を通すことなく、新車同然であるにも関わらず余剰車の烙印を押されてサッサと廃棄処分されてしまったものもあります。一国の国有鉄道の内部組織が腐敗していたが故の浪費という、我が国の負の歴史ともいえる車両たちであることを忘れずに遊びたいですね。

 

暗い話はさておき、折角なので1形式ずつ詳細をサクッと見ていきましょう。

 

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まずは今回のメインのひとつである、マニ44です。

実車は1978年から1983年までの間に161両が造られたもので、ボックスパレット(所謂箱車)に対応するため、貨車のような見た目になったのが特徴です。

セットに同封されているのは2067号と2093号で、所属はそれぞれ大ミハと門モシになってるというこだわりっぷりです。単品のものは2109号で、こちらの所属は北スミになっています。

マニ44の製品といえば、古くから存在するGreenMaxのものが有名ですが、車高が高くて調整が大変という難点があったため、KATOからの製品化はとても喜ばしいですね。

なお、製品は車掌室側のみ尾灯が点灯し、貴重品室側はライトレンズが入っているだけとなっています。

 

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こちらはスユ15とオユ14です。

スユ15はトップナンバーの2001号で、所属は門モシです。オユ14は204号で、所属は鹿カコです。

どちらも以前から製品化されているものの番号及び所属違いであるため、特に変わったところ等はありません。

 

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最後に今回のもう一つのメインであるマニ50です。

こちらは1977年から1982年までの間に236両が造られたもので、現在も一部が救援車代用として車庫の片隅に置いてあります。

セットに同封されているのは2196号と2217号で、所属はそれぞれ鹿カコと南トメになっています。単品のものは2191号で、所属は北スミとなっています。

KATOのマニ50はTOMIXのものと異なり、側窓に柵の表現があるものの、尾灯が片方だけ点灯するようになっている関係で、もう片方の妻面の尾灯はレンズのない車体と同一の成型となっています。

 

以上、郵便・荷物列車のザックリとしたレビュー(?)ですが、あの国鉄末期の独特の雰囲気を再現したい方は買って損はないと思います!

闇の深い車両たちではあるのものの、姿形がバラバラな車両が連なって走る姿は、やはり趣味的にそそるものがありますよね…w

今回は以上です。