マイクロのクジラを見る

昨日は大学入学以来の友人と会う機会がありまして都内某所へ行った際に、なんとこちらを頂戴してしまいました…!

 

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発売されたばかりのマイクロエース長野電鉄3500系冷改・冬 2両セットです。

思えば高校の頃にまだ鉄コレからクジラが出る気配がなく、長電のが欲しけりゃマイクロから改造するか高いクロポのキットを買うか苦労してGMのエコノミーキットを改造するかの3択しかなく、しかもいずれも全体的な印象やプロポーションがあまり良くないのと種車や部品等の価格がべらぼうに高いのとで、これは出るまで諦めようと決心してしまいました。

そんなこんなで鉄コレから出た時は本当に舞い上がるレベルで嬉しかったのですが、まさかのマイクロからも出たというスゴい展開になってしまい、内心おおおとなっていました。とりあえず鉄コレを持ってるしマイクロはいいや…なんて思っていたら友人から頂戴してしまったので、この期に両者を比較すると共に、高校の頃にやろうとしていたマイクロのクジラを改造するとこうなるのかぁというもののイメージにしたいと思います。

以下は親の顔より実車を見ていた走ルンです個人の感想なので、一部辛辣な表現等がございますが、あくまでコイツはこう思ってやがるんだ程度に軽く受け止めて頂けると幸いです。

 

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まずは前頭部からです。

比較対象はマイクロ製品と同じN7編成で、左が鉄コレ、右がマイクロです。非冷房と冷房の違いは気にせずスルーします。

鉄コレはクジラ特有のツルンとしたオデコのカーブが美しいものの、マイクロはカーブが緩すぎて角張ったオデコになってるのが目立ちますね。他にもマイクロは車体の裾が長かったりライトがデカかったりする点がどうしても気になってしまいます。更に突っ込むと、マイクロのコルゲートの間隔が妙にデカイのも若干気になりますね。

ただ、マイクロの連結器下のATS車上子や乗務員ステップが付いているのは結構いいと思います。鉄コレでは、サードパティのパーツを買わないと前面下周りがスカスカで物足りない感じがしてしまいます。

 

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続いて乗務員扉周りです。

汚いピンボケで恐縮ですが、やはりコルゲートの間隔の関係から、帯の太さなどが的確に再現されている鉄コレに軍配が上がるのかなぁと個人的に思います。しかし乗務員室の隣の扉に元々半自動把手の付いた金型を使っているのはマイクロの方が優れているのかと思います。鉄コレの場合はそこまで再現されていないので、自前で半自動把手を付ける必要があります。

またクジラ特有のFS510型台車も、個人的にはボリューミーな鉄コレの造形の方が推せます。鉄コレは台車コレクションとの裏の呼び名があるらしく、台車の造形は他の追随を許さない感じが好きです。そのため鉄コレのものに見慣れていると、マイクロのはちょっと華奢な感じがしてしまいます…。

 

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最後に全体的な側面です。

上2枚がCM1、下2枚がCM2です。

マイクロの床下機器は実車に倣ったものになっているものの、鉄コレは相変わらず似ても似つかぬものの寄せ集めになっています。コレを実車通りにするとなれば、かなり大変なことになるかと思うので、私のは手付かずです。

またマイクロには車端部のエンド表記がしっかり再現されていて、重箱の隅の隅を突きまくる同社らしいなぁと思います。

しかし窓上の赤帯が細すぎたり、コルゲートの表現や社紋および車番の印刷がイマイチなところを見ると、鉄コレの方が上かなぁと思います。

 

以上より、全体的でかつ大雑把な印象把握は鉄コレが優れているものの、床下機器や表記類はマイクロの方が充実しているのかなぁと思います。

色々見比べたところで、こちらはこちらでマイクロ特有のダイキャストの破断等のエラーが起きるまで、末永く大事にしていきたいと思います。

 

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