先日より入手した鉄道コレクションの上田電鉄7200系をちまちまいじってました。
この製品は過去に一度購入したのですが、箱を開けて手に取って見た瞬間、コレは不良品かよってレベルの塗装の酷さに失念し手放したことのある、私にとって曰く付きのものです。子供の頃に何度も乗った思い出の電車だけに楽しみだったので、あまりの酷さに大袈裟ながら体調を崩したことも覚えております…。
そんなデフォルトで不良品状態なのをなんとかすれば見栄えがマシになるのかなと思い、改めて手に入れてみました。
それがこちらです。
左が最後まで残った7255F、右が7253Fとなります。
パッと見てダメだなぁと思った原因は、前面貫通扉やアンチクライマーにちゃんと色が乗ってなかったのかなぁと思い、GMの小田急アイボリーや4アーティストマーカーで再塗装しました。
また貫通路のサン板のグレーがはみ出てる箇所もあったので、そこは青15号を軽く塗りました。
とりあえずマトモな表情になってひと安心です。
屋根はGMのダークグレーで再塗装し、妻面の貫通路にはGMの貫通ホロを付けました。
パンタは我家では定番のKATOのPS16Aを取り付け、スリ板に4アーティストマーカーの銅色を塗りました。
クーラーのサイドには油性ペンで色差しをしました。
これでなんとかマトモに楽しめるようになったので、既に所有している1000系と一緒に遊びたいです。また今回加工した2本の他にも何本かオークションで落札したので、それは7254Fを始めとする他の編成にしたいと思います。
こちらは子供の頃に撮った実車の写真です。
上田電鉄7200系は東急7200系の中でも1993年に親会社の東急からいの一番に転出した車両で、1000系同様のグループ会社に対する優遇措置の表れかと思います。
実はこの電車も東急時代の冷房化改造の影響からなのか、福島交通7000系冷改車の如く書類上の形式は017200系になってるらしいです。
上田には2連5本が転入し、ほとんどは東洋製の電装品を搭載しているものの1両だけ日立製のものを搭載した車両がいました。また7251Fのクハは目蒲線だか池上線用の事実上固定編成を組成していた中から引っこ抜いたため、側面の方向幕を埋めた跡がありました。
導入当初はツ-マンで運用していたものの、後にワンマン化改造が施されてからは廃車時までワンマンで運用していました。
鉄コレ化されたラッピング車「まるまどりーむ号」は2004年冬と上田電鉄発足前後の2005年秋頃に登場し、廃車時まで上田電鉄の顔として長いこと活躍していました。