上田交通のテレカ

先日、部屋の整理をしていたら、このようなものが出てきたので紹介したいと思います。

 

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こちらは過去に何かのイベントで購入したと思われる、上田電鉄上田交通だった頃のテレカです。この頃は東急色が強く、社章も東急グループの運輸系企業共通の橙色の東急マークになっています。

オリジナルテレカの第4弾ということで、このクハ290形以外にもいろいろあったと思われます。ご存知の方はご教示して下さると幸いです。

写真のクハ290形は「平面ガエル」のあだ名で有名な車両で、1983年に東急5000系「青ガエル」の付随車サハ5350形に運転台を取り付けただけのものです。当時の上田電鉄では、ラッシュ時にモハとサハの2連を走らせており、サハは電車付け替えの手間がかかることと老朽化していたことから、その代替として導入されました。青ガエルのサハがタネ車になったのは車体が軽かったからだそうで、代替されるクハやサハの中にはガソリンカー改造車がおり、低出力な旧型車でも無理なく引っ張れる車両ということで選ばれたものと考えられます。

運転台の位置は連結される丸窓電車に合わせた中央で、機器配置も丸窓電車と同じ寸法だったそうです。台車は東急時代のTS-301のままで、乗り心地はよかったとのことです。

この車両も架線電圧の1500V化に伴い、他の旧型車と共に「青ガエル」改め「アマガエル」に置き換えられてしまい、その短い生涯を終えています。

 

他にも面白そうなものが出てきたら紹介したいと思います!