本日は野暮用で新宿まで出かけたついでに寄った芋で、巷で話題になっているこちらを購入してみました。
発売されたばかりの「鉄道コレクション 横浜市営地下鉄1000形(非冷房車) 3両セット」です。
こちらは横浜市交通局の開業100周年記念商品の第一弾として企画されたものですが、パッケージ自体に特別な装飾等はなく、通常の3両セット製品と大差ないデザインになっています。
今回製品化されたのは、ブルーラインこと1号・3号線の上永谷車両基地にて静態保存されている1000形01Fの登場時の姿ということで、次の3両がセットになっています。
Mc1 1011 - M2 1012 - Tc 1016
←あざみ野方
登場時は非冷房だったため、屋根はクーラーがないスッキリとした見附となっているのが面白いですね。
走ルンですは仙台生まれ・長野育ち故に横浜とは縁もゆかりもない*1ため、一度も乗らずに引退してしまった電車ということで、現車に関しては書籍やネットで得た最低限の知識しかございません…。そのため、車体の細部は存じませんが、大雑把に見て1000形独特の雰囲気が出ているのは素敵だと思いました。
細かいところはさておき、今回手に取って驚いたのはこちらです。
鉄コレのステンレスやアルミ車は白地に銀を塗装しているのは周知の通りですが、ライトの下などは塗料が回らないことが多く、事業者限定品であっても下地がモロに見えている製品が、これまでにたくさんありました。
しかしコレだけは交通局100周年記念商品というだけあって、ちゃんとライトの下にも塗料が回り込んでいました。力の入れ具合の凄さを感じます…。
運転台はコンソールが緑色に塗られているので別パーツかと思いきや、なんとわざわざ塗装を分けていたみたいです。
鉄コレで一体成形の床板を塗り分けたものは過去にも例がほとんどなかったので、ここにも力の入れ具合の凄さを感じました。
前面の胴受は、近年におけるTOMIX製品のトイレタンクやトイレ流し管などと同様に、フックで車体に引っかかるタイプで再現されています。
最後に、この製品にボディマウント方式のTNカプラー*2を取り付けたい方は、こちらの画像をご覧いただければと思います。
この製品は現車同様の車高の低さを再現するため、汎用の床板を一段引っ込めて固定するようになっています。
そのためTNカプラーを床板へ取り付けることは可能であっても、車体を組み込むと干渉して使えなくなってしまうことが判明しました。
以上のことから、ボディマウント方式のTNカプラーの使用を諦めて台車マウント方式のTNカプラーやKATOカプラーを使ったり、プラ板で即席の台座を作って嵩上げしたところへTNカプラー本体を接着あるいは固定したりするしか無さそうな気がします。
つまりは手っ取り早くリアルなカプラーへ交換したい場合、走行用パーツや動力ユニットに付属するカプラーポケットを用いて、アーノルドカプラーを次のものへと交換することをオススメいたします。
走ルンですとしてはボディマウント方式のTNカプラーの取り付けを諦めきれないので、いずれはチャレンジしてみたいなぁと思いますが、仕掛品が多いので当分は先延ばしになるかと思います…()
なお全ての車両の台車に予備はないため、加工は各自の自己責任でお願いいたします…。
最後に特に大きな意味はありませんが、とりあえず走ルンですの田舎の(元)アバンギャルドな地下鉄電車と並べてみました。
同じ18m車体を持つ地下鉄ですが、ブルーラインは小さな断面のトンネルを持つ第三軌条集電なので、一回りくらい小さく見えるのが面白いですね。
皆様もぜひお手に取って遊んでみてはいかがでしょうか…?
2021/08/26 追記:どうやら床板の構造がエラーらしく、走行パーツのウェイトが取り付けられないらしいです。コレは床板の上にGreenMaxのバルクパーツのオモリなどを直接接着すれば解決できると思います。
また付属の動力台車枠が、取り付けを指定されている中間車と大幅に異なる形態になっているため、中間車の台車を解体してから動力ユニットへ貼り付ける必要が生じるとのことです。